歯並びに自信がない、口を開けて笑うのが恥ずかしいなど、口元にコンプレックスをお持ちの方も多いのではないでしょうか 見た目が綺麗になるセラミック矯正は、短期間で終わるので検討される方も多いでしょう。とくに、新生活が始まる時期や人生の節目にあたるときほど、コンプレックスを無くしたくなるものです。
セラミック矯正では短期間で綺麗にできる反面、健康な歯を削るデメリットもあります。後悔しないためにもメリットばかりではなく、デメリットも充分に理解したうえで始めないといけません。
この記事では、セラミック矯正を始める前に知ってほしいメリット、デメリットをご紹介いたします。納得したうえでセラミック矯正を行えば、自信がついて明るく変われるはずです。
セラミック矯正とは
セラミック矯正とは、歯を削り、自身の歯の大きさや色に合わせた型を歯に被せるものです。 被せたセラミックのおかげで白い歯となり、歯並びも整うので綺麗になります。 矯正とつきますが、器具を使う歯列矯正とは異なるので、噛み合わせや、いわゆる出っ歯を完全に引っ込めるなどの矯正にはむいていません。
セラミック矯正は短期間で治療が終わるので、時間をかけたくない方や見た目を気にされる方には向いている施術です。また、金属アレルギーをお持ちの方であっても、アレルギーのないセラミックは安心な素材になります。
セラミック矯正のメリット
セラミック矯正のメリットは、短期間で歯並びを整えて白く綺麗な歯にできるところでしょう。セラミックの素材は表面に歯垢や菌もつきにくいのもあり、虫歯や歯周病のリスクが減ることもメリットです。
また、従来の銀歯は金属のため、金属アレルギーをお持ちの方は施術できないことも多いですが、セラミックはアレルギー対応素材のため安心です。 セラミック矯正で口元が綺麗になると、自信にもつながり、自然に笑顔が増えることが一番のメリットでしょう。
歯の色や形を改善できる
セラミック矯正では、もっと白い歯にしたい、小さめの歯にしたいなど、希望により形を調整できます。歯の色が変色してしまった、欠けてしまったなど、見ためのコンプレックスを無くすことも可能です。
前歯1本、2本のみセラミックへ変えたいときは、周りの歯の色に近い色を選択するとなじむので違和感もありません。口を開けて見える範囲を変えたい場合は、お好みの白さにすることもできます。
短期間で治療が終わる
セラミック矯正は、治療の本数にもよりますが、数週間から2~3か月で完了します。型が完成するまでの間は仮歯で過ごさないといけませんが、仮歯も見た目に気にならないものを装着してくれるので安心です。
ただし、虫歯など先に治す箇所が見つかれば治療を優先させるので、セラミック矯正の完了も延びてしまいます。日にちに期限がある方は、余裕をもって通ったほうがいいでしょう。
矯正装置をつけなくて済む
セラミック矯正は歯列矯正ではないので、ワイヤーやマウスピースなどの矯正装置が不要です。見た目を気にされる方は、口を開けたときに目立ちにくいものでも、矯正装置が見えることを嫌がられますが、そうした心配もありません。
また、矯正装置による痛みがでる場合や、口の中の違和感が気になる方は多いでしょう。磨き残しも気をつける必要もあり、メンテナンスに手間がかかるのもデメリットです。矯正装置が不要で、歯並びを改善できるのは、セラミック矯正のメリットになります。
虫歯や歯周病になるリスクが低い
セラミックの素材は、虫歯や歯周病になるリスクが低いのも特徴にあります。セラミックの表面はツルツルしているため、歯垢や菌が付きにくいことはメリットです。
また、セラミックは歯とも密着しやすく、隙間ができにくい点も菌が入るのを防ぎ、虫歯や歯周病のリスクを下げます。
後戻りの心配がない
セラミック矯正は、ワイヤーで歯を動かす矯正とは異なるので、後戻りの現象はありません。歯列矯正の場合は、終了後にしばらくは後戻りを防ぐために歯と周辺の組織を安定させる保定装置が必要です。
保定装置を自己の判断で外してしまうと、整った歯が少しずつ戻ってしまうことを後戻りといいます。セラミック矯正には、そのような現象は起こりません。
セラミック矯正のデメリット
セラミック矯正のいちばんのデメリットは、セラミックを被せるために健康な歯を削る必要が出てくるところでしょう。 根本近くまで削る場合は、神経を取る可能性もあります。神経を取ると痛みを感じにくいため、虫歯や歯周病が進行しても気がつきにくく、栄養も届きにくくなるので歯が弱くなるデメリットがあります。
また、セラミック矯正は治療ではなく、自由診療にあたるため、歯科医院により料金が異なります。選ぶ本数や素材でも金額が変わってくるので、治療したい歯科医院でしっかり相談しましょう。
高額になるセラミック矯正を長く保つためにも、虫歯や歯周病が発生することのないように、メンテナンスを怠らないようにしましょう。
歯並びを根本的に改善するわけではない
セラミック矯正では、歪みのある歯並びを整えることや、すきっ歯の場合は改善できます。しかし、歯並びは綺麗に見えても歯を動かす矯正治療ではないので、歪みが酷い場合や、噛み合わせを治すような根本的な改善にはなりません。
健康な歯を削る必要がある
セラミックを被せるために、健康な歯であっても削る必要があります。歯の歪みや状態によれば大きく削る必要が出てくるでしょう。
また、削る範囲により根本近くまで削られてしまうと、被せたセラミックに負荷がかかるため、硬いものを噛むと折れる可能性もあります。
場合によっては抜歯や神経を抜く必要がある
歯の歪みの状態や厚さによっては、大きく削る必要があります。大きく削る必要がある場合、痛みがでるので先に神経を抜く処置が必要です。
神経を取ってしまうと歯が弱くなってしまうので、抜けやすくなる場合もあります。また、痛みに気がつきにくくなるので、歯周病や虫歯にも注意が必要です。 歯が大きくセラミックを被せるスペースが狭いなどの条件によっては、抜歯の必要性もあります。
噛み合わせは治療できない
セラミック矯正では、噛み合わせの矯正はできません。噛み合わせを整えるには骨ごと動かす必要があるので、器具を使う歯列矯正で行います セラミック矯正は歯並びなど、見た目を整えるのに向いていますが、根本的な治療には向きません。
セラミック矯正は歯の寿命を縮める?
セラミック矯正では、健康な歯を削るときに神経を取る必要が出てきます。歯を削ることに加えて、神経も取ることにより、歯の寿命を縮めてしまうのです。 神経を取るデメリットとしては、歯に栄養が届きにくいので弱くなっていき、割れやすくもなります。 万が一、被せたセラミックの中で虫歯などが発生していても、すぐに痛みを感じにくいため、症状が進行しないと気がつきにくいことも歯のためにはよくありません。
また、虫歯の治療やセラミックの付け替えが必要になると、その際にも歯を削るので、 さらに歯の強度も減っていきます。 神経をとることにより、治療の痛みはないかもしれませんが、健康に生活するためにはできるだけ歯の神経は残せるほうがいいでしょう。
セラミック矯正はこんな人におすすめ
健康な歯を削るのでリスクはありますが、セラミック矯正が向いている歯の状態の方もいらっしゃいます。 以下は、セラミック矯正をおすすめしたい人の特徴です。見た目を気にされる方も多いですが、日常生活を送るための機能面でも治したほうがよいでしょう。
・時間をかけずに歯並びをすぐ整えたい
・歯列矯正のワイヤーの見た目が嫌、痛みが不快
・歯の大きさを揃えたい、変えたい
・歯の間の隙間が広い
・歯が欠けてしまった
・笑顔になると銀歯が見えてしまうのが嫌
・歯の一部が変色している
・歯の歪みを治したい
・金属アレルギーがある
これまで口元を気にして口を開けるのを避けていた方も、綺麗に整うことで笑顔に自信が持てるなら、セラミック矯正はおすすめします。
まとめ
セラミック矯正は、歯の形や歪み、変色など時間をかけずに治したい方にはおすすめの治療方法です。歯並びの改善や抜けた歯を補うと、食事も楽しめるので生活の質も上がります。 一番のデメリットは健康な歯を削らないといけないことでしょう。神経を取った場合は、痛みに気づきにくいため虫歯が進行してしまうことや、栄養が届かず歯が弱くなることもデメリットです。
しかし、デメリットが分かっていれば、歯磨きを徹底する、メンテナンスも定期的に行うなど対処ができます。治療後に後悔しないためにも、デメリットもきちんと理解することは大切です。
そのうえで、自信をつけて前向きに過ごすために、コンプレックスを解消できるセラミック矯正は最大のメリットになるでしょう。
————————–
●○●銀座矯正歯科●○● .
〒104-0061
東京都中央区銀座3-3-14
銀座グランディアビルⅡ 6F
☎︎03-3567-5454
————————–