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2023.05.19

八重歯は矯正すべきか?治療するメリットや治療方法は?

八重歯は矯正すべきか?治療するメリットや治療方法は?

八重歯は「可愛らしい」「チャームポイント」といった、ポジティブな印象が強いです。しかし、実際には矯正治療を行わないと、さまざまな口腔トラブルの原因になる可能性があります。

八重歯は、本来の歯並びよりもずれた状態で生えているため、歯列がでこぼこしています。よく見られるのは、犬歯が八重歯となっている状態です。犬歯は尖っていることが特徴の歯のため、八重歯になっていると目を引きます。

海外では、ドラキュラや悪魔と関係づけられることが多く、ほとんどが子どものうちに矯正します。日本と海外で見られ方が違う八重歯ですが、原因や治療をした方がいい理由はあるのでしょうか。治療方法も合わせてみてみましょう。

 

 

八重歯になる原因

 

そもそも、八重歯はなぜ生えてくるのでしょうか。原因は主に2つあります。それぞれ見ていきましょう。

 

歯とあごのバランスが悪いため

八重歯になる原因のひとつは、あごに対して歯が大きいことや、あごの成長が不十分の場合です。歯が大きいためきれいに並べなかった場合や、あごが小さいため歯が並ぶ場所が狭くなると、歯とあごのバランスが悪さから犬歯が押し出されてしまい、八重歯となってしまいます。

あごの発達は、幼い頃に噛む習慣があったかにも関わってきます。固いものをあまり食べず、やわらかい食べ物ばかりを食べていると、あごがうまく発達できないこともあります。

 

乳歯が早く抜けるため

乳歯が適切な時期より早く抜けてしまうことも、八重歯の原因のひとつです。乳歯が抜けてから永久歯が生えてくるまでに時間がかかってしまうと、噛む力により、ほかの歯が空いた場所に傾き始めてしまいます。そのため、永久歯が生える場所がなくなり、八重歯となります。

 

 

八重歯を放置した場合のリスク

 

見た目の可愛らしさから、八重歯を残しておきたいと考える人もいると思います。では、八重歯を放置しておくと、どんなリスクがあるか見てみましょう。

 

虫歯や歯周病になりやすくなる

歯列からはみ出している歯は、歯磨きがしづらい傾向にあります。また、八重歯が横の歯と重なると食べた物が詰まり、プラークが溜まりやすくなります。そのため、虫歯や歯周病になることがあります。

 

奥歯に大きな負担がかかる

噛むときは、奥歯と奥歯の歯をすり合わせて、食べ物を細かく潰します。犬歯は奥歯の噛み合わせの負担を分散させる役割をもっているため、八重歯があると上下の犬歯がうまく重なることができません。

そのため、負担を分散させることができなくなり、噛むたびに奥歯へ大きな負担がかかってしまいます。 また噛み合わせが悪いまま過ごすと、顔やあごが歪むこともあります。可愛らしいからと八重歯を放置すると、逆に見た目が悪くなることにもなりかねます。

 

 

八重歯を矯正するメリット

 

ここまで、八重歯があることで生じるリスクについて説明してきました。では、八重歯を矯正するとどんなメリットがあるでしょうか。見た目だけでなく、健康面にもメリットがあるので、詳しく説明していきます。

 

口元全体の見た目が改善される

八重歯を整えて歯並びがきれいになると、口元の印象が変わります。噛み合わせが正しくできるようになるため、口周りの筋肉が適切に機能するからです。

また八重歯がある人は、口呼吸になっていることも多いです。矯正を行うことで、口呼吸から鼻呼吸に変われば口角が上がり、顔周りもすっきりします。 口呼吸は口腔内に細菌が繁殖しやすく、虫歯になるリスクが上がり口臭の原因にもなるため、治した方がいいでしょう。

 

虫歯や歯周病になりづらくなる

八重歯を放置すると、虫歯や歯周病の原因になります。矯正を行うことで歯磨きがしやすくなり、プラークが溜まりにくくなります。口腔内を清潔に保ち続けることで、年を重ねても自分の歯で食事をすることが可能になるでしょう。

 

食べ物をしっかりと噛めるようになる

八重歯を矯正し噛み合わせが改善されると、しっかりと食べ物を噛んで飲み込むことができます。食べ物がしっかり噛めないと、胃に負担がかかります。そうすると消化不良を起こすこともあるので、しっかり噛むことはとても大切です。

また自分の歯で食事がきちんとできると、口周りの筋肉を鍛えることにもつながり、ほうれい線の形成を防ぎ、見た目の美しさにもつながります。

 

頭痛や肩こりを改善できる可能性がある

噛み合わせが悪いと、側頭筋に負担がかかります。側頭筋は噛むときに使う筋肉で、あごの関節から頭の横にかけてつながっています。

側頭筋に負担がかかると、慢性的な頭痛や肩こりの原因になります。八重歯を矯正することで噛み合わせが改善されれば、側頭筋の負担もなくなり、頭痛や肩こりの改善につながります。 さらに噛み合わせが悪く、噛みやすい方でばかり噛んでいると、噛み癖がついてしまうことがあります。左右どちらかの片側だけで噛み続けてしまうと、全身の重心がずれ、筋肉疲労につながるおそれもあるので、疲れやすくなってしまいます。

 

 

八重歯の矯正方法

 

このように、八重歯の矯正は健康にも大きな利点があります。八重歯の矯正方法は大きく分けて3つです。ここからは、実際に治療する際の矯正方法について説明していきます。

 

マウスピース矯正

マウスピースを使用して、八重歯を矯正することができます。マウスピースのメリットは、目立ちにくく取り外しができることで、負担が少ないことがメリットです。

食事や歯磨きのときにもマウスピースを取り外して行えるので、とても便利でしょう。しかし1日20時間以上つけなければならないなど、自己管理が必要なため注意が必要です。 また、歯並びの状態によっては、マウスピースでの矯正が難しいこともあります。たとえば八重歯のほかにも歯のずれがあるときや、骨格にも問題があった場合です。このようなときには、ワイヤー治療が適切です。

 

ワイヤー矯正(表側)

一般的に知られている矯正の方法です。ブラケットと呼ばれる装置を歯の表面につけ、そこにワイヤーを通して矯正していく方法です。

ワイヤー矯正は、自分で取り外すことはできず、歯を磨きづらいため、虫歯などのリスクがあります。一方、どのような歯の状態でも基本的に対応可能で、確実に歯の矯正を行うことができるといったメリットも持っています。 ワイヤー矯正の1番の気がかりは、目立ってしまう点かと思いますが、透明なブラケットや白いワイヤーを使うと目立たせずに治療できます。また、痛みを少なくし、治療期間を短縮できる方法もあり、人によって適切な治療方法はさまざまです。

 

ワイヤー矯正(裏側)

より目立たせず矯正をしたい場合には、歯の裏側にワイヤー矯正をする方法があります。この方法であれば、外側から矯正器具をつけていることは全くわかりません。また、歯の裏側は絶えず唾液で潤っているため、虫歯にもなりにくいです。

さらに銀座矯正歯科では、表側でも裏側でも治療期間に差はほとんどありません。一般的に、表側のワイヤー矯正より裏側の矯正の方がより時間がかかると言われているので、裏側矯正をしたい方にとってメリットと言えるでしょう。

 

 

まとめ

 

今回は八重歯の原因や、矯正方法についてお話ししました。八重歯を矯正することは、見た目や健康にとてもよい影響につながります。逆に放置したままにしておくと、体全体に悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。

銀座矯正歯科では、表側のワイヤー矯正でも目立たない方法や、治療期間を短縮できる方法などもあり、八重歯の矯正を自分に合った方法で行うことができます。さらに、歯をきれいに整えるだけでなく、顔のバランスを考慮した正しい噛み合わせを作ることも大切です。 銀座矯正歯科は、患者さんひとりひとりの願いをできる限り叶えるためのプログラムや、ブライダルプログラムなど、矯正と合わせた複合的な目的でもご相談いただけます。

すべての診療は予約制となっております。

矯正歯科治療はただ歯をきれいに並べることではなく、顔貌のバランスも考慮しながら正しい咬み合わせを作る歯科治療です。
患者さまの症状やご希望に合わせて様々な治療プランをご提案いたします。
まずはカウンセリングでご相談ください。

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