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2023.05.19

前歯が大きい人の矯正方法を紹介!どうして大きくなるの?

前歯が大きい人の矯正方法を紹介!どうして大きくなるの?

 

前歯は人と接するときに見えやすい部分なため、前歯が大きいなどのコンプレックスを抱えている場合はストレスを感じることもあるでしょう。歯科などに相談して、原因や症状に合った治療をすることで、改善できる可能性があります。

今回は、前歯が大きくなる原因や対処法、治療方法の種類を解説します。原因を知ったうえで、適切に対処しましょう。

 

 

前歯が大きくなる原因

 

原因として考えられることを5つご紹介します。

 

遺伝

生物がもっている形や性質が、子どもや孫などに伝わることを遺伝といいますが、前歯が大きくなる原因のひとつに遺伝があります。

あごの大きさや歯の大きさなどは、両親から子どもに遺伝するといわれています。両親のいずれかの前歯が大きい場合、そのDNAを引き継いだ子どもの前歯も大きくなる可能性が高いでしょう。

 

出っ歯

出っ歯とは、上の前歯が下の前歯よりも大きく前に位置した状態です。出っ歯の場合、前歯が目立って見えるため、実際よりも大きく見える可能性があります。

遺伝や子どもの頃からの癖などが原因で、出っ歯になることがあります。とくに大人は歯茎や骨の成長が終わっているため、自分で治すのは難しく、無理に力を加えると歯にダメージを与えかねません。出っ歯を治すには、歯科などで歯列矯正などの治療をする必要があります。

 

生え変わり

一般的に6歳頃から12歳頃にかけて、乳歯から永久歯へと生え変わります。永久歯は、乳歯よりもひとまわり大きいのが特徴です。

身体の成長にともなってあごも大きくなりますが、歯の生え変わりの時期は、口の大きさに対して前歯が大きく見えがちです。そのため、生え変わりの時期に新しく生えてきた前歯が目立って見えることがあります。

 

歯茎の退縮

歯茎が退縮し、歯のまわりの歯肉がすり減って、歯茎のラインが下がることがあります。歯茎の退縮は、歯の面積を大きく見せてしまう原因のひとつです。

歯周病が進行したり、歯磨きの際に力を入れすぎたりすると、歯茎の退縮につながります。さらに、歯ぎしりや食いしばり、加齢によって歯槽骨がやせることが、歯茎の退縮の原因になります。

セルフケアだけで歯茎を元に戻すのは簡単ではありませんが、食生活を見直し、たんぱく質やビタミンCなど、歯茎によい食べ物を取り入れてみるのもひとつの方法です。

 

習癖

日頃から無意識に行っている癖によって、前歯が大きく見える原因をつくっている可能性もあります。たとえば前歯で下唇をかむ癖がある場合、上の前歯が前方に傾いて出っ歯になり、前歯が大きく見えることにつながりかねません。

口呼吸をする癖がある場合は、唾液による殺菌作用が少なくなることから、口内に細菌が繁殖しやすく、歯周病につながる可能性もあります。歯周病が進行すると歯茎が退縮することもあり、前歯が大きく見える原因になるため注意が必要です。

 

 

前歯が大きい場合の対処法

 

治療によって、気になる前歯を整えることも可能です。対処法を3つご紹介します。

 

歯を削る

前歯の幅は、男性で8.6mm、女性で8.5mm程度が平均で、歯の長さは10~11mmほどが一般的といわれています。自分の前歯が平均的な数値よりも絶対的に大きい場合は、歯を削って小さくする方法があります。

ただし削るといってもわずかであり、削る量にも限界があります。少し削る程度なら、痛みやしみるのを感じる心配はないでしょう。大きく削る場合、削った歯を保護するためにかぶせものをする必要も出てきます。

また、歯を削ると、歯と歯の間に隙間が生じます。そのため、隙間をなくすための矯正治療が必要になります。

 

ラミネートべニアをする

歯の表面を少し削って、薄いセラミックの板を付ける治療法をラミネートべニアといいます。歯の色に合わせたセラミックの板を接着剤で貼り付けます。

健康な歯を削る必要はありますが、歯を削るのはわずかなため、歯や神経への影響が少ないのが特徴です。セラミックは色の変化や摩耗が少なく、きれいな状態の歯を維持できるでしょう。

ラミネートべニアは、前歯を白くしたい場合やきれいな歯並びにしたい場合など、審美性の改善におすすめの治療です。保険適用外なので自己負担が大きくなりますが、前歯を好みの色や形に調整できます。

 

矯正する

前歯自体が大きいわけではなく、ほかの歯と比べて大きく見える場合、歯列矯正によって歯の位置を整えて、きれいな歯並びにすることも可能です。

歯並びのバランスを整えることで、健康な歯を削らずに、大きく見える前歯を改善できる可能性があります。ただし前歯を削る治療と、歯列矯正を組み合わせるケースもあります。

全体のかみ合わせが悪い場合は、全体を矯正する必要性がありますが、前歯だけに問題がある場合は部分矯正という選択肢もあります。部分矯正であれば、費用や治療期間も抑えられるでしょう。

 

 

前歯が大きい場合の矯正方法

 

歯列矯正にも種類があり、それぞれで特徴が異なります。矯正方法を3つご紹介します。

表側矯正

従来から行われてきた方法で、ブラケットを歯の表面に装着し、そこにワイヤーを通して矯正します。歯の表面は装置の装着や調整がしやすく、幅広い症例に対応可能です。

歯の裏側に装置を付けないため、発音しやすく、食べ物が引っ掛かった際にも掃除しやすいなどのメリットがあります。さらに、ほかの矯正方法よりも費用が安い傾向にあります。

ただし表面に装置を付けるため、矯正していることを他人に知られやすいのが難点です。ブラケットの素材には金属製や樹脂製、セラミック製などがあり、白や透明などの目立ちにくいタイプもあるため、見た目が気になる場合は目立ちにくい装置を検討してみるとよいでしょう。

 

裏側矯正

舌側矯正やリンガル矯正とも呼ばれる方法で、ブラケットとワイヤーを歯の裏面に装着します。抜歯を必要とするような歯の移動にも対応可能です。

表側矯正の場合はブラケットやワイヤーが他人から見えてしまいますが、裏側矯正であれば装置を付けていることを気付かれにくいのが特徴です。表側矯正よりも費用がかさむ傾向にありますが、人前に立つことの多い職業や、接客業の方なども始めやすいでしょう。

歯を後ろへと引き込むことが得意なため、出っ歯に悩むケースでもおすすめの方法といえます。また、歯の裏側には唾液がたまりやすく、唾液による殺菌作用によって虫歯トラブルを防ぐ効果も期待できます。

装置の違和感を覚えやすい点や、発音しにくいなどのデメリットもありますが、装着するうちに慣れてくるでしょう。

 

マウスピース矯正

透明度の高いマウスピース型の矯正装置を使って、歯列矯正する方法です。治療計画に合わせてマウスピースを交換し、徐々に歯列を整えていきます。

マウスピース矯正は、歯を大きく移動させるようなケースでは対応できないこともありますが、対応できるマウスピースが透明なため、周囲から矯正していることを気付かれにくいのが特徴です。金属アレルギーが心配な場合も安心して始められるでしょう。

マウスピース自体のケアが必要ですが、食事や歯磨きの際に取り外すことも可能であり、矯正中のストレスを軽減する効果も期待できます。

 

 

まとめ

 

前歯が大きくなる、もしくは大きく見える原因としては、遺伝や出っ歯、歯茎の退縮、習癖などが挙げられます。気になる場合は歯を削ったり、矯正したりすることできれいな歯列に整えられる可能性があります。

ひとくちに矯正といっても、表側矯正や裏側矯正、マウスピース矯正があり、それぞれで特徴が異なります。特徴や費用などを考慮したうえで、自身に合った方法を選ぶとよいでしょう。

銀座矯正歯科では、裏側矯正やマウスピース矯正などに対応しており、短期治療を目指して矯正治療のスピードをコントロールしています。患者に合わせた目的別プログラムも用意しているため、大きな前歯に悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

 

 

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