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2025.03.14

矯正するなら抜歯?非抜歯?どちらが適している?

こんにちは。銀座矯正歯科です。

矯正治療を考えている方の多くが、「抜歯矯正」と「非抜歯矯正」のどちらを選ぶべきか悩みますよね。歯を抜かずに済むならその方がいいと思うかもしれませんが、実は症例によっては抜歯をした方がきれいな仕上がりになることも あります。逆に、無理に非抜歯矯正を選ぶと 口元が前に出てしまったり、後戻りしやすくなったりするリスク も

では、自分に合った矯正方法を選ぶには、何を基準に考えればいいのでしょうか?

今回は、抜歯矯正と非抜歯矯正の違いや、それぞれのメリット・デメリット を解説していきます。「自分にはどっちが合うの?」と迷っている方も、ぜひ参考にしてください!

 

1.こんなお悩みありませんか?

矯正治療を考えたとき、「歯を抜いた方がいいのか、それとも抜かずに治療できるのか?」と迷われる患者様は多いのではないでしょうか?歯を抜くことに抵抗がある一方で、「本当に歯を抜かずに理想の歯並びになるの?」と不安に感じる方もいらっしゃると思います。

歯並びを整えたいけれど、歯を抜くのは怖い
「健康な歯を抜くのはもったいない」と思うのは当然です。ですが、抜歯をすることで治療の仕上がりがより美しくなり、噛み合わせも改善されるケースもあります。

非抜歯矯正のメリットとデメリットが知りたい
抜歯をせずに矯正できる場合もありますが、歯を並べるためのスペースが足りないと、口元が前に出ることがあります。歯並びの状態によっては、非抜歯矯正が適しているケースもあります。

抜歯矯正をするとどんな変化があるのか気になる
抜歯矯正では、スペースを作ることで歯がきれいに収まり、口元がスッキリします。特に出っ歯やガタガタの歯並びが気になる方は、抜歯矯正によって大きな改善が期待できます。

自分に合った矯正方法がわからない
「抜歯矯正と非抜歯矯正、どちらがいいの?」という疑問を持つ方は多いですが、実は**患者様一人ひとりの歯並びや顎の大きさによって、最適な治療方法は異なります。**自己判断で決めるのではなく、専門の歯科医師と相談しながらベストな選択をすることが大切です。

 

抜歯矯正・非抜歯矯正のどちらが向いているかを知るためには、まずはカウンセリングでご自身の歯並びの状態をチェックすることが重要です。

 

2.抜歯矯正と非抜歯矯正、それぞれの特徴とは?

矯正治療を考えるとき、「歯を抜いたほうがいいのか、それとも抜かずに治療できるのか?」と迷う患者様は多いのではないでしょうか?「できれば抜歯は避けたいけれど、きれいな歯並びに整えたい」「非抜歯矯正でも本当に理想の仕上がりになるの?」といった疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

 

抜歯矯正とは?治療の流れと適応症例

抜歯矯正は、歯並びを整えるためにスペースを確保する目的で 小臼歯(前から4番目または5番目の歯)を抜いて行う矯正方法 です。特に、以下のようなケースで適応されることが多くなります。

抜歯矯正が適しているケース

  • 歯並びの乱れ(叢生)が強く、スペースが不足している
  • 出っ歯(上顎前突)で、口元の突出感を改善したい
  • 口元をスッキリさせ、フェイスラインを整えたい
  • 噛み合わせのバランスを改善し、機能的な安定を目指したい

抜歯矯正の流れ

  1. 精密検査(レントゲン撮影、歯型の採取)
  2. 抜歯の実施(治療計画に基づいて必要な歯を抜く)
  3. 矯正装置の装着(ワイヤー矯正・マウスピース矯正など)
  4. 歯の移動1.53年かけて理想的な歯並びに整える)
  5. 保定期間(リテーナー)(矯正後の歯並びを安定させる)

抜歯矯正のメリット・デメリット

メリット

  • 充分なスペースを確保できるため、歯並びが整いやすい
  • 口元の突出感が解消され、横顔の印象がスッキリする
  • 噛み合わせが整いやすく、長期的な安定性が期待できる

デメリット

  • 健康な歯を抜くことに抵抗を感じる方が多い
  • 歯の移動距離が長くなるため、治療期間がやや長くなる(約23年)
  • 抜歯したスペースが閉じるまでに時間がかかる

 

非抜歯矯正とは?適応できるケースと治療方法

非抜歯矯正は、 歯を抜かずにスペースを確保しながら矯正を進める方法 です。主に 歯列を広げる・歯をわずかに削る・奥歯を移動させる などの手法を用います。

非抜歯矯正が適しているケース

  • 歯並びの乱れが軽度で、スペース不足が少ない
  • 顎の大きさと歯のバランスが比較的整っている
  • 歯列を広げることでスペースを確保できる場合
  • 口元の突出感をあまり下げる必要がない

非抜歯矯正の方法

  1. 歯列の拡大(拡大矯正)
    • 顎の幅を広げることでスペースを作る
  2. IPR(ディスキング)
    • 歯の表面をわずかに削り、数ミリ単位でスペースを確保
  3. 奥歯を後方へ移動させる
    • 矯正用インプラントアンカー(矯正用ネジ)を使用し、奥歯を後方へ動かす

非抜歯矯正のメリット・デメリット

メリット

  • 健康な歯を抜かなくて済むため、心理的負担が少ない
  • 治療期間が比較的短め(約1.52.5年)
  • 歯を削る範囲が少ないため、将来的なリスクが抑えられる

デメリット

  • スペースが不足している場合、歯並びが完全に整わない可能性がある
  • 口元が前に出るリスクがあり、横顔のバランスに影響することがある
  • 無理に非抜歯で治療すると、噛み合わせが不安定になることがある

 

それぞれの治療にかかる期間と仕上がりの違い

矯正方法によって、治療期間や仕上がりの印象が異なります。

治療方法

平均的な治療期間

仕上がりの特徴

抜歯矯正

23

歯並びが整いやすく、口元がスッキリする

非抜歯矯正

1.52.5

スペース不足の場合、口元が前に出る可能性がある

💡 「見た目を整えるだけでなく、噛み合わせも改善したい!」 という場合は、抜歯矯正 が向いていることが多いです。
💡 「歯を抜かずに治療したい!」 という場合は、非抜歯矯正が適応できるかどうか をしっかり相談することが大切です。

 

どちらの方法がベストかは 専門の歯科医師の診断を受けることで明確になります。
「自分に合った治療法を知りたい!」という方は、ぜひ一度カウンセリングを受けてみましょう!

 

3.非抜歯矯正が向いているのはどんな人?

「歯を抜かずに矯正できるなら、その方がいい!」と考える患者様は多いですよね。実際、非抜歯矯正は歯を抜かずに歯並びを整える方法なので、治療へのハードルが低く感じられます。
ただし、すべてのケースで非抜歯矯正が適しているわけではありません。

 

顎のスペースが十分にある場合

矯正治療では、歯がきれいに並ぶためのスペースの確保が重要です。
もともと顎が広く、歯が並ぶためのスペースが十分にある場合は、歯を抜かなくてもきれいに整えることができます。

非抜歯矯正が可能な条件

  • 顎の骨の大きさと歯のサイズのバランスが取れている
  • 歯列を広げることでスペースを作ることができる
  • 過度な歯の重なり(叢生)がない

💡 顎のスペースが足りない場合、無理に非抜歯で矯正すると「口元が前に出る」ことがあるため注意が必要です!

 

軽度の歯並びの乱れがあるケース

非抜歯矯正は、軽度の歯並びの乱れを整えるのに適しています。
例えば、「前歯が少し重なっている」「少しのすきっ歯が気になる」といったケースでは、抜歯をしなくても改善できる可能性が高いです。

非抜歯矯正で対応しやすいケース

  • 前歯の軽度な重なり(軽度の叢生)
  • すきっ歯(軽度の空隙歯列)
  • 歯の生え方が比較的整っている

⚠ ただし、歯並びの乱れが大きい場合やガタつきが強い場合は、無理に非抜歯矯正をすると仕上がりに影響が出ることがあります。

 

前歯の突出感を強く改善する必要がない場合

「口元の突出感をなくしたい」「Eラインを整えたい」と希望される患者様の場合、抜歯矯正が必要になることがあります。
非抜歯矯正の場合、スペースが確保できないため、前歯が少し前に出る仕上がりになる可能性があります。

非抜歯矯正に向いているケース

  • もともと口元のバランスが整っている
  • 口元を大きく引っ込める必要がない
  • 過度な出っ歯ではない

💡 「横顔をスッキリさせたい」「口元の突出感を改善したい」場合は、抜歯矯正の方が適しているケースが多いです。

 

非抜歯矯正を成功させるためのポイント

非抜歯矯正を選択する際には、仕上がりのバランスや噛み合わせも考慮することが大切です。

非抜歯矯正でスペースを確保する方法

  1. 歯列を広げる(拡大矯正)顎を広げてスペースを作る
  2. 歯を少し削る(IPR / ディスキング)歯と歯の間をわずかに削る
  3. 奥歯を後ろへ移動させるインプラントアンカーを使って奥歯を移動

非抜歯矯正を希望する際の注意点

  • 無理に非抜歯矯正を選ぶと、歯並びや噛み合わせに影響が出る可能性がある
  • しっかりとカウンセリングを受け、自分の歯並びに合った治療法を選ぶことが大切

 

非抜歯矯正は、軽度の歯並びの乱れを整えるのに適した方法ですが、適応できる条件があります。
「絶対に歯を抜きたくない」と考えていても、仕上がりや噛み合わせを考えると抜歯矯正がベストな場合もあります。

 

4.抜歯矯正が必要なケースとは?

矯正治療を考えている患者様の中には、「できれば歯を抜かずに治したい」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、歯並びや噛み合わせの状態によっては、抜歯が必要なケースもあります。

 

重度の歯並びの乱れがある場合

歯並びが大きく乱れていると、歯がきれいに並ぶためのスペースが不足していることが多いです。
特に、歯がガタガタに重なっている「叢生(そうせい)」の状態が重度の場合は、抜歯が必要になることがあります。

抜歯矯正が必要になりやすいケース

  • 歯が大きく重なり合っている(ガタガタの歯並び)
  • 前歯が極端にねじれて生えている
  • 歯を抜かずに矯正すると、仕上がりが不自然になる可能性がある

💡 無理に非抜歯矯正をすると、歯が並びきらずに噛み合わせが崩れることがあるため、しっかりと診断を受けることが大切です。

 

顎の大きさに対して歯が並ぶスペースが足りない場合

矯正治療では、歯がきれいに並ぶために必要な「スペース」を確保することが重要です。
しかし、顎のサイズが小さく、歯を並べるスペースが不足している場合は、抜歯によってスペースを作る必要があります。

抜歯が必要なケースの特徴

  • 顎が小さく、歯が生えるスペースが足りない
  • 歯列を広げることが難しい(歯列拡大ができない)
  • 口元のバランスを整えたい場合(横顔のラインを美しくしたい)

💡 抜歯をするとスペースが生まれ、歯が正しく並ぶことで自然な口元の仕上がりになります。

 

前歯の突出感(出っ歯)をしっかり引っ込めたい場合

「前歯が出ているのが気になる」という患者様も多いのではないでしょうか?
前歯の突出感が強い場合、抜歯をしてスペースを作らないと、しっかり引っ込めることが難しくなります。

出っ歯の改善に抜歯が必要なケース

  • 前歯が極端に前に傾いている(上顎前突)
  • 口元をスッキリさせたい(Eラインを整えたい)
  • 非抜歯では前歯が十分に引っ込まない可能性がある

💡 特に横顔の美しさを求める場合、抜歯をすることでより自然でバランスの取れた仕上がりになります。

 

抜歯矯正が必要かどうかは、歯並びの状態や顎の大きさ、口元のバランスによって決まります。
「歯を抜かずに治したい」と思うかもしれませんが、無理に非抜歯矯正を選ぶと、仕上がりが不自然になってしまうことも
大切なのは、「どの方法が自分にとってベストなのか?」をしっかりと専門医と相談することです。

 

5.見た目の変化と仕上がりの違い

矯正治療を考える際に、多くの患者様が気にされるのが 「治療後の見た目」 ですよね。
「抜歯矯正と非抜歯矯正では、仕上がりにどんな違いがあるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

 

非抜歯矯正で起こる可能性がある「口元の突出」

「できるだけ歯を抜きたくない」と考える患者様のために、非抜歯矯正 という選択肢があります。
ただし、顎のスペースが足りない状態で無理に歯を並べると、口元が前に出てしまうことがあります。

非抜歯矯正による仕上がりの特徴

  • 前歯が外側に傾くことで、口元が前に出ることがある
  • 横顔のバランスによっては、口元の突出感が強調される
  • 顎のスペースが十分にある場合は、自然な仕上がりになる

💡 「口元が前に出るのは嫌!」という方は、抜歯矯正のほうが適している場合があります。

 

抜歯矯正がもたらすフェイスラインの変化

「矯正をしたらフェイスラインがスッキリした!」という声を聞いたことはありませんか?
これは、抜歯矯正によって前歯が後ろに下がることで、口元の印象が変わるためです。

抜歯矯正による仕上がりの特徴

  • 前歯がしっかり引っ込み、口元がスッキリする
  • 横顔が整い、自然なフェイスラインになる
  • Eライン(鼻・唇・顎を結んだライン)がキレイになる

💡 特に「口元の突出が気になる」「スッキリとした横顔にしたい」という方には、抜歯矯正が適しているケースが多いです。

 

笑顔の印象はどう変わる?

矯正治療は 「歯並びを整えること」 が主な目的ですが、笑顔の印象も大きく変わります。

非抜歯矯正の笑顔の変化

  • 前歯が少し前に傾くことがあるが、自然な仕上がりになることも
  • 顎が小さい方は、笑ったときに歯が目立ちやすいことも
  • 軽度の症例なら、自然なバランスのまま仕上げることが可能

抜歯矯正の笑顔の変化

  • 口元がスッキリし、バランスの取れた笑顔になる
  • 歯の位置が適切に調整されることで、口角の印象がキレイになる
  • Eラインが整うことで、より美しい横顔に仕上がる

💡 「笑ったときのバランスが気になる」「自然な仕上がりを求めたい」という方は、事前にしっかりシミュレーションして確認するのがオススメです!

 

矯正治療の選択肢は、患者様の歯並びや理想の仕上がりによって異なります。

 

6.矯正後の安定性と後戻りリスク

矯正治療を考えている患者様の中には、「せっかく歯並びを整えたのに、後戻りしてしまうのでは?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか?

実は、「抜歯矯正」と「非抜歯矯正」では、矯正後の安定性や後戻りのリスクに違いがあります。

非抜歯矯正の場合、歯が元に戻りやすい?

非抜歯矯正は、歯を抜かずに顎のスペース内で歯を動かす治療法です。
しかし、もともと歯が並ぶスペースが不足していた場合、治療後に歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起こりやすい 傾向があります。

非抜歯矯正の後戻りリスクが高いケース

  • 歯並びの乱れが大きかった場合
  • 治療中に歯を無理に並べた場合(顎のスペースが不足している)
  • 歯の傾きが大きい場合(特に前歯)

💡 後戻りを防ぐには、保定装置(リテーナー)をしっかり装着することが重要です!

 

抜歯矯正は仕上がりが安定しやすい?

抜歯矯正は、不要な歯を抜いてスペースを確保するため、歯が正しい位置に収まりやすい という特徴があります。
そのため、非抜歯矯正に比べると後戻りのリスクが低い 傾向にあります。

抜歯矯正の安定しやすいポイント

  • 歯がしっかり並ぶスペースを確保できる
  • 前歯が後ろに下がるため、唇の圧力で自然とキープされやすい
  • 矯正後のかみ合わせが安定しやすい

💡 ただし、抜歯矯正でも保定装置を使わないと後戻りする可能性はあるため、しっかりとアフターケアを行いましょう!

 

保定装置の重要性と後戻りを防ぐポイント

矯正治療後は、「保定期間」と呼ばれる大切な時期 があります。
これは、矯正で動かした歯が元の位置に戻らないようにするための期間 で、この間は 「リテーナー(保定装置)」を装着することが必須 になります。

後戻りを防ぐためのポイント

  • リテーナーを指示された期間、正しく装着する
  • かみ合わせが安定するまで定期的に歯科医院でチェックを受ける
  • 歯ぎしりや食いしばりがある場合は、マウスピースを活用する

💡 特に非抜歯矯正の患者様は後戻りしやすいため、保定期間をしっかり守ることが大切です!

 

矯正治療は、歯並びを整えたら終わりではなく 「キレイな歯並びを維持する」ことも大切 です。
せっかく整えた歯並びを長くキープするためにも、しっかりとアフターケアを行いましょう!

 

7.治療期間の違いと通院頻度

矯正治療を検討している患者様の中には、「抜歯矯正と非抜歯矯正では、治療期間にどれくらい違いがあるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?

また、「治療中の痛みはどの程度?」「忙しくても通える治療法はあるの?」といった疑問を持たれる患者様もいらっしゃると思います。

 

抜歯矯正と非抜歯矯正、どっちが早く終わる?

矯正治療は、歯を移動させる距離が長くなるほど時間がかかります。
そのため、一般的には「非抜歯矯正のほうが治療期間が短い」 と言われています。

治療期間の目安

矯正方法

治療期間(目安)

非抜歯矯正

12

抜歯矯正

23

💡 非抜歯矯正は歯の移動距離が少なく、比較的短期間で終わることが多い ですが、歯並びの状態によっては、スペース不足で並びきらず、仕上がりに影響が出る場合もあります。

💡 抜歯矯正は歯を大きく動かすため、やや時間がかかる ものの、仕上がりがより理想的になるケースが多いです。

 

治療中の痛みや違和感はどれくらい違う?

矯正治療を考える上で、「治療中の痛み」も気になるポイントですよね。

矯正治療中の痛みの特徴

矯正方法

痛みの感じやすさ

非抜歯矯正

軽度の痛み(歯の移動量が少ないため)

抜歯矯正

痛みを感じやすい(歯を抜いた後や大きく動かす際)

🔸 非抜歯矯正の痛み

  • 歯を少しずつ動かすため、比較的軽い違和感で済む
  • 初めて装置をつけた直後や、ワイヤーを調整した後に軽い痛みを感じることがある
  • 歯を抜かないため、抜歯後の痛みはなし

🔸 抜歯矯正の痛み

  • 抜歯後の腫れや痛みが一時的に出る
  • 歯の移動距離が大きいため、矯正装置を調整した後の痛みが強め
  • 慣れるまでに少し時間がかかる場合がある

💡 どちらの矯正方法でも、痛みが続くのは数日程度 です。
💡 痛みが気になる場合は、痛み止めの使用や食事の工夫(柔らかいものを食べる)で対処できます!

 

忙しい人におすすめの治療方法とは?

仕事や家事、育児などで忙しい方は、「通院回数が少ない方がいい」と考えることも多いですよね。

通院頻度の目安

矯正方法

通院頻度

非抜歯矯正

1〜2ヶ月に1

抜歯矯正

1ヶ月に1

🔸 非抜歯矯正のメリット

  • 治療期間が短めなので、忙しい方にはメリットが大きい
  • マウスピース矯正を選べば、さらに通院頻度を減らせる

🔸 抜歯矯正の注意点

  • 抜歯後のケアで、初期は通院がやや増える
  • 長期的に見れば、安定した歯並びが手に入るためメリットも大きい

💡 「できるだけ通院を減らしたい」なら、マウスピース矯正も選択肢の一つ になります!
💡 ワイヤー矯正でも、事前にしっかり計画を立てることで、忙しい方でも無理なく通院できます。

 

「矯正を始めたいけれど、治療期間や通院頻度が気になる」という患者様は、ぜひ一度ご相談ください!

 

8.健康な歯を抜くことのリスクはある?

矯正治療を考える際、「健康な歯を抜くのはもったいないのでは?」と感じる患者様も多いかもしれません。
確かに、抜歯矯正にはデメリットもありますが、「歯を抜かないことで生じるリスク」も知っておくことが大切 です。

歯を抜くデメリットと長期的な影響

まず、抜歯矯正を選択した場合のデメリットを見ていきましょう。

抜歯矯正のデメリット

  • ・健康な歯を抜くことに抵抗を感じる
  • ・抜歯後の腫れや痛みが一時的に出る
  • ・歯の本数が減ることで、噛み合わせの変化を気にする方もいる
  • ・治療期間がやや長くなる傾向がある

💡 ただし、適切に歯を抜くことで「口元のバランスが整い、見た目や機能が改善する」ケースが多い のも事実です。
💡 長期的に見れば、噛み合わせが改善し、歯並びの安定性が増すメリットがあります。

 

抜歯が必要な場合の判断基準

では、どのようなケースで「抜歯が必要」と判断されるのでしょうか?

歯を抜いたほうが良いケース

  1. ①歯が並ぶスペースが足りない場合
    • →顎の大きさに対して歯が多く、無理に並べるとガタガタになる 
      •  口元の突出感が強く、引っ込めたい場合
  2. ②出っ歯や受け口をしっかり改善したい場合
    • →前歯が前に出ていると、口が閉じにくくなることも
    •  抜歯することで歯の移動スペースを確保し、より理想的な位置へ移動できる
  3. ③噛み合わせのバランスを整える必要がある場合
    • →すべての歯を無理に並べると、かえって噛み合わせが不安定になる
    •  抜歯することで、噛み合わせが安定し、歯への負担を減らせる

💡 「抜歯=悪いこと」ではなく、患者様の歯並びにとって必要かどうかが重要 です。
💡 無理にすべての歯を残すことで、かえって歯並びや噛み合わせが悪くなるケースもあります。

 

非抜歯にこだわるリスクとは?

「歯を抜きたくない!」と強く希望される患者様もいらっしゃいますが、無理に非抜歯矯正を選ぶことで起こりうるリスク もあります。

非抜歯矯正のリスク

  1. ①前歯の突出(口元が出っ張る)
    • →歯が並ぶスペースが足りないと、前歯が外側に傾くことがある
    •  口が閉じにくくなり、見た目に影響が出る場合も
  2.  ②歯の安定性が悪く、後戻りしやすい
    • →無理にスペースを確保すると、治療後に歯が元の位置に戻りやすくなる
    •  保定装置(リテーナー)を長期間使う必要がある
  3.  ③噛み合わせが不安定になり、歯への負担が増える
    • →十分なスペースがないと、無理な角度で歯が並ぶ可能性がある
    •  歯ぎしりや食いしばりが起こりやすくなり、歯に負担がかかる

💡 非抜歯矯正が適しているケースもありますが、「スペースが足りないのに歯を抜かない」と、かえって噛み合わせが悪くなる可能性もある ことを覚えておきましょう。

 

9.抜歯矯正・非抜歯矯正の選び方

「矯正治療を考えているけれど、抜歯するべきかどうかわからない
そんなお悩みをお持ちの患者様も多いのではないでしょうか?

矯正治療には抜歯矯正と非抜歯矯正の2つの方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

自分の希望を考えながら選ぶポイント

治療方法を選ぶ際には、まず「どんな歯並びにしたいのか?」を明確にすることが大切 です。

抜歯矯正が向いているケース

  • 口元をスッキリさせたい(出っ歯や口元の突出を改善したい)
  • 歯の並ぶスペースが足りない
  • 歯並びをきれいに整えつつ、噛み合わせも重視したい

非抜歯矯正が向いているケース

  • なるべく健康な歯を抜きたくない
  • 歯並びの乱れが軽度で、顎に十分なスペースがある
  • 治療期間をできるだけ短くしたい

💡 「歯を抜きたくない」というお気持ちはよくわかりますが、無理に非抜歯矯正を選ぶと仕上がりや噛み合わせに影響が出ることもあります。
💡 「歯並びの美しさ」と「機能性(噛み合わせ)」のバランスを考えて選ぶことが大切です。

 

矯正治療の専門医との相談の重要性

治療方法を決める前に、矯正専門の歯科医師としっかり相談することがとても大切 です。

専門医との相談で確認すべきポイント

  • 自分の歯並びの状態を詳しく知る(レントゲンや3Dスキャンでチェック)
  • 抜歯・非抜歯、それぞれのリスクとメリットを比較
  • 治療後の仕上がりをシミュレーションしてもらう
  • 自分にとってどちらの方法が負担が少ないか

💡 矯正治療は長期間にわたる治療なので、納得して選ぶことが大切です。
💡 気になることは遠慮せずに相談し、治療後のイメージをしっかり持っておきましょう!

 

どの治療方法があなたに最適か?

抜歯矯正と非抜歯矯正、それぞれの特徴を整理してみましょう。

抜歯矯正

非抜歯矯正

治療期間

やや長め

比較的短い

仕上がり

口元がスッキリしやすい

口元が前に出る可能性も

後戻りのリスク

安定しやすい

歯が戻りやすい傾向あり

噛み合わせの調整

調整しやすい

調整が難しい場合も

歯の本数

抜歯が必要

健康な歯を残せる

💡 「見た目」も「機能」も大切にしながら、最適な治療法を選びましょう!

 

矯正治療は、一生の歯の健康と関わる大切な選択です。
どの治療がベストなのか、一緒に考えながら最適な方法を選びましょう!

 

10.よくある質問

矯正治療を検討されている患者様の中には、「抜歯するべきか、それとも抜かずに矯正できるのか?」と不安を感じる方も多いと思います。
ここでは、よくある質問にわかりやすくお答えしていきます。

 

Q1.抜歯せずに矯正できる方法はありますか?

A1.はい、あります!
非抜歯矯正は、歯を抜かずにスペースを確保して歯並びを整える方法です。

非抜歯矯正でスペースを作る方法

  1. 歯列の拡大(顎を広げてスペースを作る)
  2. 歯をわずかに削る(IPR)(歯と歯の間を少し削り、スペースを作る)
  3. 奥歯を後ろに移動させる(歯列全体を後方に動かすことでスペースを作る)

💡 ただし、歯のサイズや顎の大きさによっては、非抜歯矯正が適さないケースもあります。
💡 無理に歯を並べると、口元が前に出たり、後戻りしやすくなる可能性があるので注意が必要です。

 

Q2.治療後に歯並びが悪くなることはありますか?

A2.可能性はありますが、適切に管理すれば防ぐことができます。

矯正治療後に歯並びが乱れる主な原因

  • 保定装置(リテーナー)を正しく使用しなかった場合
  • 舌のクセや口呼吸などの影響で歯が動いてしまう場合
  • 歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合

💡 矯正治療が終わった後も、リテーナーを装着し、歯並びを維持することがとても大切です!
💡 また、舌の癖や噛み合わせのチェックも定期的に行いましょう。

 

Q3.抜歯矯正のリスクはありますか?

A3.いくつかのリスクがありますが、適切な治療計画で回避できます。

抜歯矯正のリスクと注意点

  1. 抜歯部分のスペースがうまく閉じないことがある
  2. 噛み合わせの調整が必要になる場合がある
  3. 治療後に歯茎が下がることがある(歯周病のリスクが高い人は特に注意)

💡 リスクを最小限にするためには、経験豊富な矯正歯科医による適切な診断が重要です。
💡 治療後のメンテナンスもしっかり行うことで、健康な歯並びを維持できます。

 

Q4.非抜歯矯正で後悔することはありますか?

A4.ケースによっては、「やっぱり抜歯矯正にすればよかった」と感じる方もいます。

非抜歯矯正で後悔する主な理由

  • 口元の突出感が残ってしまった
  • 歯の並びは整ったが、噛み合わせがしっくりこない
  • 歯のスペースが足りず、歯並びが不安定になった

💡 見た目だけでなく、機能的な面(噛み合わせや後戻りリスク)も考慮することが大切です。
💡 「抜歯したくないから非抜歯矯正を選ぶ」のではなく、「どちらが自分にとって最適か」をしっかり見極めましょう!

 

矯正治療を検討する際、「抜歯矯正と非抜歯矯正のどちらを選ぶべきか?」と悩まれる患者様は多いと思います。どちらの治療法にもメリット・デメリットがあり、大切なのは 「自分にとってどちらが最適か?」 をしっかりと見極めることです。

矯正治療は、単に歯並びを整えるだけでなく、見た目の美しさ・噛み合わせの安定・長期的な歯の健康 にも大きく影響します。「抜歯・非抜歯」どちらを選ぶか迷ったら、一人で悩まずに矯正専門の歯科医に相談することが大切です。
患者様の歯並びや顎の状態、ライフスタイルに合わせて最適な治療計画を立てていきましょう!

 

 

 

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東京都銀座駅の矯正歯科
銀座矯正歯科
〒104-0061
東京都中央区銀座3-3-14
銀座グランディアビルⅡ 6F
☎︎03-3567-5454
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*監修者

医療法人社団 真美会 銀座矯正歯科

院長 中嶋 亮

*経歴

1998年 富山県立富山中部高等学校卒業。1998~2004年 日本大学松戸歯学部

2004~2008年 日本大学大学院(歯科矯正学専攻)。

2008~2012年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 助手(専任扱)。

2012~2020年 医療社団法人真美会 銀座矯正歯科 アシスタントドクター。

2013~2014年 ニューヨーク大学CDEP 矯正学修了。

2014~2018年 日本大学松戸歯学部 顎顔面外科学講座 兼任講師。

2014~2015年 カリフォルニア州立大学LA校CDEP 矯正学修了。

2019~2023年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 兼任講師。

2021年~ 医療社団法人真美会 銀座矯正歯科 院長。

2022年~ 一般社団法人日本デジタル矯正歯科学会 理事・学術担当。

2023年~ 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 クリニカルアドバイザー。

2023年~ Digital Dentistry Society Ambassador (Japan)。

2023年~ 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 同門会副会長。

2023年~ Ray Face  (Ray Dent, Korea) Key Opinion Leader。

*主な所属学会

日本矯正歯科学会(認定医)

International Congress of Oral Implantologists (ICOI) インプラント矯正認定医

Digital Dentistry Society 日本アンバサダー

先進歯科画像研究会(ADI)歯科用CT認定医

・厚生労働省認定 歯科臨床研修指導医

日本美容外科学会(JSAPS)関連会員

・Orthopaedia and Solutions マネージャー

BIODENT 寿谷法コルチコトミーベーシックコース インストラクター

BIODENT モディファイドコルチコトミーコース インストラクター

・(株)YDM 矯正器材アドバイザー

・ABO Journal Club 主宰

・Cutting Edge of Digital Orthodontics 主宰

*論文・学会発表

  • ・加速矯正とアライナー治療による治療期間のコントロール ザ・クインテッセンス2022年11月号
  • ・進化するデジタル歯科技術Extra モディファイドコルチコトミー法とSureSmileによる矯正治療 日本歯科評論 81(8)=946:2021.8
  • ・進化するデジタル歯科技術 : 3Dプリンターは臨床をどう変革するか(4)矯正治療における3Dプリンターの臨床応用 日本歯科評論 81(4)=942:2021.4
  • ・矯正用光重合型レジン系接着システムの接着性能 接着歯学2013年31巻4号P159-166
  • ・歯科矯正学における3D診断および治療計画(翻訳)クインテッセンス出版
  • ・基礎から学ぶデジタル時代の矯正入門(翻訳統括)クインテッセンス出版
  • ・矯正歯科治療のためのコルチコトミー(翻訳)
  • ・Effects of compression force on fibroblast growth factor-2 and receptor activator of nuclear factor kappa B ligand production by periodontal ligament cells in vitro. J Periodontal Res. 2008 Apr;43(2):168-73.
  • ・Evaluation of the success rate of single- and dual-thread orthodontic miniscrews inserted in the palatal side of the maxillary tuberosity. J World Fed Orthod. 2022 Jun;11(3):69-74.
  • ・T-helper 17 cells mediate the osteo/odontoclastogenesis induced by excessive orthodontic forces. Oral Dis. 2012 May;18(4):375-88.
  • IL-8 and MCP-1 induced by excessive orthodontic force mediates odontoclastogenesis in periodontal tissues. Oral Dis. 2011 Jul;17(5):489-98.
  • ・Effects of HSP70 on the compression force-induced TNF-α and RANKL expression in human periodontal ligament cells. Inflamm Res. 2011 Feb;60(2):187-94.
  • ・Effects of relaxin on collagen type I released by stretched human periodontal ligament cells. Orthod Craniofac Res. 2009 Nov;12(4):282-8.
  • ・Levels of RANKL and OPG in gingival crevicular fluid during orthodontic tooth movement and effect of compression force on releases from periodontal ligament cells in vitro. Orthod Craniofac Res. 2006 May;9(2):63-70.

 

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