1.インビザラインと加速装置で治療を早める方法
矯正治療を考えているけれど、「時間がかかりすぎるんじゃないか」と心配される方も多いと思います。インビザラインは透明なマウスピースで目立たないのが魅力ですが、治療期間の長さが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな方にお勧めしたいのが、「加速装置」を使って治療をスピーディに進める方法です。今回は、加速装置がどのようにインビザライン治療をサポートしてくれるのかお伝えしていきます。
2.インビザラインとは?
インビザラインは、透明なマウスピース型の矯正装置で、目立たないのが大きな特徴です。従来のワイヤー矯正に比べて、快適さや見た目の面で優れた点が多く、特に大人の方や人前に出ることが多い方に人気があります。ここでは、インビザラインについてご紹介します。
透明で目立たない矯正装置の特徴
インビザラインは、透明な素材で作られているため、装着していてもほとんど目立ちません。見た目が気になるという理由で矯正治療をためらっていた方でも、インビザラインなら気軽に始めることができます。
- 透明なマウスピース
透明なので、人と話している時や笑った時でも、装置がほとんど見えません。 - 取り外しができる
食事や歯磨きの際には、自分で簡単に取り外せるので、食べ物が引っかかる心配もなく、口腔内を清潔に保ちやすいです。
従来のワイヤー矯正との違い
従来のワイヤー矯正とは異なり、インビザラインは金属を使わず、歯にかかる負担が少ないのが特徴です。また、治療の過程で痛みが少なく、メンテナンスも楽に行えます。
- 金属を使わない
金属のブラケットやワイヤーを使用しないので、口内の違和感や痛みが少なく、金属アレルギーの方でも安心して治療ができます。 - 通院回数が少ない
ワイヤー矯正では、定期的にワイヤーを調整する必要がありますが、インビザラインは事前に作成したマウスピースを交換していくだけなので、通院回数も減らせます。
インビザライン治療のメリットとデメリット
インビザラインには多くのメリットがありますが、デメリットも少なからず存在します。治療を始める前に、これらをしっかり理解しておくことが大切です。
- メリット
- 目立たないため、周囲に気づかれにくい。
- 取り外しが可能で、食事や歯磨きがしやすい。
- 痛みが少なく、快適に過ごせる。
- 金属アレルギーの心配がない。
- デメリット
- 決められた時間、1日20時間以上の装着が必要。
- 自己管理が求められるため、装着を怠ると治療が長引く。
- ワイヤー矯正に比べて治療期間がやや長くなることがある。
インビザラインは、透明で目立たず、取り外しができるため、特に生活スタイルにこだわりがある方にぴったりな矯正方法です。しかし、自己管理が必要であることや、ワイヤー矯正よりも治療期間が長くなる場合があることも考慮しなければなりません。
3.加速装置とは?
矯正治療を始める際に「できるだけ早く終わらせたい」と感じる方も多いと思います。そんな方におすすめなのが、治療をスピードアップさせるための「加速装置」です。インビザラインと組み合わせて使うことで、治療期間を短縮できる可能性があります。ここでは、加速装置がどのような仕組みで、なぜ治療を早く終わらせられるのか、お話していきます。
光加速装置の仕組みと効果
加速装置の一つである光加速装置は、微弱な光や振動を使って歯の移動を促進するデバイスです。この装置を使うことで、歯の周囲の細胞が活性化され、通常よりも早く歯が動きやすくなるのです。日常的に数分間装着するだけで、歯並びを整えるスピードを上げることができるのが特徴です。
- 振動で歯をスムーズに動かす
加速装置は微細な振動を発生させ、これが歯にかかる力をサポートします。この振動によって、骨のリモデリング(歯が移動するために必要な骨の変化)が効率的に行われ、治療が早く進むのです。 - 簡単で手軽な使用法
毎日10~20分程度、口に装置を入れるだけ。これだけで治療がスムーズに進み、歯の移動が促されます。装置を使うタイミングは、家事をしている時やリラックスしている時など、生活に合わせて調整できます。
加速装置がなぜ治療期間を短縮できるのか
通常の矯正治療では、歯が徐々に動くため、1年以上かかることが一般的です。しかし、加速装置を併用することで、歯の動きが促進されるため、治療期間が短縮される可能性があります。
- 治療期間の短縮
通常、歯が動く速度は限られていますが、加速装置を使うことで、骨の代謝が促進され、歯がよりスムーズに移動します。その結果、治療がより早く終わることが期待できるのです。 - 定期的な使用がカギ
毎日決まった時間に使用することで、効果を最大限に発揮できます。忙しい生活の中でも取り入れやすく、治療を効率的に進められるのが加速装置の魅力です。
加速装置の安全性について
加速装置は、歯科医療の専門的な研究とテストを経て開発されており、安全に使用できるデバイスです。微弱な光や振動を使って歯に優しく働きかけるため、痛みや不快感がほとんどありません。さらに、矯正治療を早めることで、装置を装着している期間が短くなり、患者様の負担を軽減できます。
- 副作用やリスクは少ない
装置の振動や光は非常に弱く、歯や歯茎にダメージを与えることはありません。むしろ、痛みが軽減されると感じる患者様も多くいらっしゃいます。 - 定期的な診察でサポート
加速装置の使用中も、定期的な診察で歯の動きや治療の進み具合を確認しながら進めますので、安心して治療を受けていただけます。
加速装置を使うことで、インビザライン治療をより早く、快適に進めることが可能です。治療期間を短くしたい方や、痛みや不快感を軽減したい方には、加速装置が非常に効果的な方法です。
4.治療期間を短縮する方法
矯正治療を始める際に、できるだけ早く終わらせたいと考える方も多いでしょう。そんな方には、インビザラインと加速装置を併用することで、治療をスピーディに進める方法があります。今回は、治療期間を短縮するためのポイントと、実際の治療の流れについて、お話していきます。
インビザラインと加速装置の併用で早く終わる矯正
インビザラインは、透明なマウスピースを使用した矯正治療法ですが、加速装置を併用することで、治療のスピードをさらに早めることが可能です。加速装置は微弱な振動を歯に与えることで、歯の動きを促進し、治療期間を短縮します。
- 治療期間が短縮される仕組み
加速装置を使うことで、歯が効率よく動くようになり、通常の矯正治療よりも早く終わることが期待できます。例えば、従来の治療では1年半かかるところが、加速装置を併用することで、1年ほどに短縮されることもあります。 - 痛みが少なく快適な治療
加速装置は痛みを軽減する効果も期待できます。歯にかかる力が均一に分散されるため、治療中の不快感が少なく、スムーズに歯が動きます。
治療の流れと期間の目安
加速装置を使った矯正治療の流れは、通常のインビザライン治療と基本的には同じですが、毎日の加速装置の使用が追加されます。通常、1日10~20分程度、加速装置を装着するだけでOKです。治療の進み具合は個々に異なりますが、使用することで通常の治療期間よりも短くなります。
- 初回カウンセリング
最初に、歯並びや噛み合わせの状態を詳しく診断し、治療プランを作成します。治療期間の目安もこの時にご案内いたします。 - 治療開始と加速装置の使用
治療が始まったら、加速装置を毎日使用して歯の動きをサポートします。通常のマウスピース交換のサイクルに合わせて、治療が進んでいきます。
インビザラインと加速装置を併用することで、治療期間を大幅に短縮し、より快適に矯正を進めることが可能です。
5.痛みを軽減できる理由
矯正治療中に「痛みが心配」という声はよく聞かれますが、加速装置を使うことで痛みが軽減される可能性が高いです。実際、加速装置は単に治療を早めるだけでなく、痛みや不快感を軽減する効果もあります。ここでは、その理由についてお話していきます。
近赤外線による炎症抑制効果
加速装置の一部では、近赤外線を利用して炎症を抑える効果があります。これは、歯が動く際に発生する炎症を軽減し、治療中の不快感や痛みを最小限に抑える助けとなります。特に、アライナーを交換したばかりの時期に痛みが出やすいので、この装置を使うことで、より快適に過ごせるでしょう。
- 近赤外線の作用
微弱な光が歯茎や周囲の組織に優しく作用し、炎症を抑えることで、痛みを和らげます。 - 自然な治療サポート
体の自然な治癒力を高める効果もあるため、治療中のストレスを減らし、リラックスした状態で治療を続けることができます。
新しいアライナー装着時の痛みの軽減
インビザラインの治療では、2週間ごとに新しいアライナーを装着することが一般的です。新しいアライナーに慣れるまで、歯にかかる圧力が強くなり、痛みを感じることがあります。しかし、加速装置を併用することで、歯がよりスムーズに動くため、痛みが軽減されるのです。
- 痛みの軽減メカニズム
微細な振動が歯の周囲にかかる力を分散させるため、通常よりも圧力が和らぎ、痛みが少なくなります。 - 歯の動きがスムーズに
歯の動きが促進されることで、アライナー交換時の不快感が軽減され、次の段階にスムーズに移行できます。
加速装置の使い方による痛みのコントロール
加速装置は1日10〜20分程度使用するだけで、痛みのコントロールが可能です。自宅で簡単に使えるため、忙しい日常生活にも取り入れやすく、痛みや不快感を感じた時にすぐに使用できます。これにより、痛みを感じた時に短時間で対処できるのが大きな利点です。
- 使用方法
指示通りに毎日短時間使用するだけで、矯正治療の痛みを和らげ、歯の動きを促進します。 - 痛みの管理がしやすい
痛みを感じやすいタイミングで使用することで、効果的に痛みをコントロールできます。継続的に使うことで、痛みを予防する効果も期待できます。
加速装置を使うことで、インビザライン治療の痛みを大幅に軽減できる可能性があります。近赤外線の炎症抑制効果や、歯の動きをサポートする振動のおかげで、治療中の不快感を減らし、スムーズに治療を進めることができます。
6.加速装置の使用方法
インビザラインと併用することで治療期間を短縮できる加速装置ですが、その使用方法はとても簡単です。毎日短時間の使用で、歯の動きをサポートし、治療をより快適に進めることができます。ここでは、自宅での使い方や注意点についてお話しします。
自宅でできる簡単な使用手順
加速装置は、自宅で手軽に使えるよう設計されています。特別な技術は必要なく、日常生活の中に無理なく取り入れることができます。
- 装置の準備
装置を使う前に、歯やマウスピースが清潔であることを確認します。歯磨きをしてから使用することで、口腔内の清潔を保ちつつ、効果的に使用できます。 - 口に装着
加速装置を口に入れ、しっかりと咬んで固定します。装置がしっかりフィットしていれば、リラックスした状態で装着可能です。 - 振動をスタート
装置を作動させると、微弱な振動が歯に伝わり、治療をサポートします。この振動が歯の動きを促進し、治療期間の短縮を助けます。
使用頻度と時間の目安
加速装置は1日わずか数分の使用で効果を発揮します。忙しい日常生活の中でも、無理なく続けられるのが魅力です。
- 使用時間の目安
基本的には1日10〜20分ほどの使用が推奨されています。例えば、テレビを見ている時間や、リラックスしている時間に併用するのも良い方法です。 - 使用頻度
毎日決まった時間に使用することが、治療を早めるカギとなります。継続的に使用することで、歯がスムーズに動きやすくなり、治療のスピードアップが期待できます。
使用時の注意点
加速装置を正しく使うことで、より効果的に治療を進められますが、いくつかの注意点があります。これらを守ることで、安全に快適に使用できるでしょう。
- 使用前後のケア
装置を使用する前には必ず歯を磨き、清潔な状態を保ちましょう。装置自体も使用後に洗浄し、清潔に保管することが大切です。 - 過度な使用は避ける
使用時間を守り、長時間の使用は避けるようにしましょう。必要以上に使用すると、歯や歯茎に負担をかけることがあるため、指示通りの使用が重要です。 - 定期的な確認
治療中は定期的に歯科医師の診察を受け、歯の動きや治療の進行状況を確認しましょう。加速装置の使用に不安がある場合も、すぐに相談することが大切です。
加速装置は、日々の生活の中で簡単に使用できる便利なアイテムです。1日わずか10〜20分の使用で、治療を加速させ、痛みの軽減にもつながります。正しく使い続けることで、スムーズにインビザライン治療を進められるので、ぜひ日常の一部に取り入れてみてください。
7.加速装置を使うメリット
インビザラインと一緒に使える「加速装置」は、治療をより快適に、そしてスピーディーに進めるための便利なアイテムです。ここでは、加速装置を使うことで得られるメリットについてお伝えします。
治療期間の短縮
矯正治療は通常、数年にわたる長期的なプロセスです。しかし、加速装置を使うことで、この治療期間を大幅に短縮できる可能性があります。加速装置は歯の動きを促進するため、通常より早く歯並びを整えることができます。
- 短期間で結果を実感
一般的な治療期間よりも早く歯が動き、計画より数ヶ月短縮されるケースも多いです。 - 日常生活への影響が少ない
治療期間が短くなることで、矯正装置の装着による不便さを最小限に抑えることができ、ストレスも軽減されます。
痛みの軽減
加速装置は、ただ治療を早めるだけでなく、痛みの軽減にも役立ちます。装置が微弱な振動を与えることで、歯にかかる力が均等に分散され、痛みを感じにくくする効果があります。
- 歯が動く際の圧力を和らげる
歯の移動による圧力が軽減されるため、特に新しいアライナーを装着した直後の痛みや不快感が和らぎます。 - 治療中も快適に過ごせる
痛みが軽減されることで、日常生活や仕事、学校にも支障が出にくくなり、快適に治療を続けられます。
衛生面の向上とマウスピースの管理
加速装置を使うことで、治療中の衛生管理もスムーズに行えます。インビザラインのマウスピースは取り外し可能ですが、定期的に清潔に保つ必要があります。加速装置を使いながら、正しいマウスピースの管理を意識することで、衛生面の向上にもつながります。
- 清潔な状態を保ちやすい
マウスピースの使用中に加速装置を併用することで、口内の衛生状態を保ちやすくなり、虫歯や歯周病のリスクも低減します。 - 効果的な治療管理
マウスピースの交換サイクルが速くなるため、毎回しっかりと清掃や消毒を行うことで、常に清潔な状態を保ちながら治療を進めることが可能です。
加速装置を使用することで、インビザライン治療のメリットをさらに高めることができます。治療期間の短縮や痛みの軽減、衛生管理の向上など、快適に矯正治療を進めるためのサポートとして非常に有効です。
8.費用について
加速装置をインビザライン治療と併用することで、治療のスピードが上がる一方、費用についても気になるところですよね。ここでは、加速装置の費用やインビザライン治療全体との比較、支払い方法についてお話しします。
加速装置の価格と費用
加速装置の価格は、通常のインビザライン治療にプラスして発生する費用です。加速装置の種類やメーカーによって価格は異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度です。
- 価格帯
加速装置は、治療期間を短縮する効果があるため、そのメリットを考えるとコストに見合った価値を感じる患者様が多いです。 - 一度の購入でOK
加速装置は購入すれば、治療期間中ずっと使用できるため、追加費用はかかりません。日々の治療を効率よく進めたい方には、費用対効果が高い選択肢です。
インビザライン治療全体の費用との比較
インビザライン自体の治療費用は、治療内容や患者様の歯の状態に応じて異なります。通常、インビザラインの治療費用は数十万円から数百万円に及びますが、加速装置を使うことで治療期間を短縮できるため、結果的に治療全体にかかる手間や負担が軽減される可能性があります。
- 治療期間が短くなるメリット
加速装置を使うことで、治療期間が短くなり、通院回数も減らせることが期待できます。時間的な負担を軽くしたい方にとって、非常に魅力的なオプションです。 - インビザライン治療とのバランス
全体の費用を考える際には、加速装置がもたらす時間的な短縮や快適さも含めて検討すると良いでしょう。治療の総額は一度の投資として考え、早く理想の歯並びを手に入れたい場合には、加速装置が助けになります。
支払い方法やローンについて
費用が心配な場合も、いくつかの柔軟な支払い方法をご利用いただけます。多くの歯科医院では、一括払いだけでなく、分割払いやローンのオプションも提供していますので、無理なく治療を進めることができます。
- 分割払い
加速装置やインビザラインの治療費用は、分割払いが可能な場合があります。ご自身のライフスタイルに合わせて、月々のお支払いを無理なく計画できます。 - ローンの利用
長期的な治療費用に対しては、歯科専用のローンを活用することで、金利を抑えつつ安心して治療を進めることができます。詳しい内容については、クリニックでご相談ください。
加速装置は、治療期間の短縮や痛みの軽減など、メリットが多い反面、費用がかかる点も考慮する必要があります。治療全体の費用や支払い方法については、事前にしっかりとご説明いたしますので、気になる点は遠慮なくお尋ねください。
9.他の治療法との比較
矯正治療にはさまざまな方法がありますが、インビザラインと加速装置を組み合わせる治療には他の方法と比べてどんな違いがあるのか、ご説明します。
加速装置を使わない治療との違い
加速装置を使用しない場合、インビザラインによる治療は通常、数年かかることがあります。しかし、加速装置を使うことで歯が動くスピードが速くなり、治療期間が大幅に短縮されます。
- 加速装置なしの場合
通常のインビザライン治療は、歯が自然なペースで動くため、平均して1年から2年ほどかかることが多いです。 - 加速装置を使う場合
加速装置を使うと、治療期間が約30~50%短縮されるケースがあります。これは、短期間で結果を求める患者様にとって非常に大きなメリットです。
他の短期間矯正方法との比較
加速装置以外にも、短期間で歯を動かすための矯正方法はいくつかありますが、加速装置には特有の利点があります。
- セラミック矯正
セラミック矯正は、歯にセラミックを装着して見た目を一時的に改善する方法ですが、実際の歯並びは治りません。加速装置を併用したインビザラインは、根本的に歯を正しい位置に移動させるので、治療終了後も歯並びがしっかり整います。 - 部分矯正
部分矯正は前歯など特定の部分だけを治療するものですが、加速装置を使ったインビザライン治療では、全体的な歯並びを短期間で改善できるのが強みです。
ワイヤー矯正とインビザラインの比較
ワイヤー矯正とインビザラインには、それぞれ特徴があり、どちらが良いかは患者様の状態や希望によります。加速装置を併用できるインビザラインには、次のような利点があります。
- 目立たない
ワイヤー矯正は金属の装置が見えてしまいますが、インビザラインは透明なので、周囲に矯正治療をしていることを気づかれにくいです。 - 取り外しができる
インビザラインは取り外し可能なので、食事や歯磨きがしやすく、口腔内の衛生を保ちやすいです。ワイヤー矯正では、装置が固定されているため、食事や清掃に制限が出ることがあります。 - 加速装置との相性
ワイヤー矯正でも治療期間の短縮は可能ですが、インビザラインと加速装置を併用することで、より効果的かつ快適に治療を進めることができるのが特徴です。
インビザラインと加速装置を組み合わせることで、治療のスピードを大幅に上げ、痛みを軽減しつつ、日常生活の負担も最小限に抑えることができます。他の矯正方法と比べて、加速装置を使うことで得られる短期間での治療効果は、時間や生活のリズムを大切にしたい患者様にとって大きなメリットです。
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10.インビザライン 加速装置に関するよくある質問
Q1. 本当に治療期間が半分になるの?
- 加速装置を使うことで、治療期間が30〜50%ほど短縮されることが期待できます。通常、インビザライン治療は1年から2年ほどかかることが多いですが、加速装置の利用により、歯がよりスムーズに動くため、治療期間が大幅に短縮される可能性があります。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、患者様それぞれの症例や歯の状態によって異なるため、最終的な治療期間はカウンセリング時に詳しくご説明いたします。忙しい方や、できるだけ早く治療を終えたいと考えている患者様には非常に魅力的な選択肢です。
Q2. 痛みはどれくらい軽減されるの?
- 新しいアライナーを装着する際には、通常数日間痛みや違和感を感じることがあります。これは、歯が新しい位置へ移動する過程での自然な反応です。しかし、加速装置を使用することで、近赤外線の効果により炎症が抑えられ、痛みが軽減されることが期待されます。加速装置は、歯の動きをサポートし、アライナーによる圧力を和らげる効果があるため、痛みや不快感を感じる期間を短くすることが可能です。痛みに敏感な患者様や、矯正治療に不安を感じる方にとって、加速装置は非常に心強いオプションです。
Q3. 加速装置は安全ですか?
- はい、加速装置は安全に使用できる機器です。加速装置は、光や微弱な振動を利用して歯の動きを促進するもので、医療機器としても承認されており、多くの臨床研究でその安全性が確認されています。適切な使用方法を守ることで、副作用やリスクは非常に低く抑えられており、安心して治療を進めていただけます。
インビザラインと加速装置を併用することで、治療期間を短縮し、痛みを軽減するなどの大きなメリットを得ることができるため、矯正治療がより快適で効率的なものとなります。特に、忙しい毎日を過ごされている方や、できるだけ早く美しい歯並びを手に入れたいと考えている方、矯正治療に対して痛みや不快感に不安を感じている方には、加速装置が非常に有効なサポートとなるでしょう。治療のスピードが早まるだけでなく、痛みが軽減されることで、治療中の日常生活にも余裕が生まれ、ストレスが軽減されることが期待できます。
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東京都銀座駅の矯正歯科
銀座矯正歯科
〒104-0061
東京都中央区銀座3-3-14
銀座グランディアビルⅡ 6F
☎︎03-3567-5454
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*監修者
*経歴
1998年 富山県立富山中部高等学校卒業。1998~2004年 日本大学松戸歯学部。
2004~2008年 日本大学大学院(歯科矯正学専攻)。
2008~2012年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 助手(専任扱)。
2012~2020年 医療社団法人真美会 銀座矯正歯科 アシスタントドクター。
2013~2014年 ニューヨーク大学CDEP 矯正学修了。
2014~2018年 日本大学松戸歯学部 顎顔面外科学講座 兼任講師。
2014~2015年 カリフォルニア州立大学LA校CDEP 矯正学修了。
2019~2023年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 兼任講師。
2021年~ 医療社団法人真美会 銀座矯正歯科 院長。
2022年~ 一般社団法人日本デジタル矯正歯科学会 理事・学術担当。
2023年~ 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 クリニカルアドバイザー。
2023年~ Digital Dentistry Society Ambassador (Japan)。
2023年~ 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 同門会副会長。
2023年~ Ray Face (Ray Dent, Korea) Key Opinion Leader。
*主な所属学会
・日本矯正歯科学会(認定医)
・International Congress of Oral Implantologists (ICOI) インプラント矯正認定医
・Digital Dentistry Society 日本アンバサダー
・先進歯科画像研究会(ADI)歯科用CT認定医
・厚生労働省認定 歯科臨床研修指導医
・日本美容外科学会(JSAPS)関連会員
・Orthopaedia and Solutions マネージャー
・BIODENT 寿谷法コルチコトミーベーシックコース インストラクター
・BIODENT モディファイドコルチコトミーコース インストラクター
・(株)YDM 矯正器材アドバイザー
・ABO Journal Club 主宰
・Cutting Edge of Digital Orthodontics 主宰
*論文・学会発表
- ・加速矯正とアライナー治療による治療期間のコントロール ザ・クインテッセンス2022年11月号
- ・進化するデジタル歯科技術Extra モディファイドコルチコトミー法とSureSmileによる矯正治療 日本歯科評論 81(8)=946:2021.8
- ・進化するデジタル歯科技術 : 3Dプリンターは臨床をどう変革するか(4)矯正治療における3Dプリンターの臨床応用 日本歯科評論 81(4)=942:2021.4
- ・矯正用光重合型レジン系接着システムの接着性能 接着歯学2013年31巻4号P159-166
- ・歯科矯正学における3D診断および治療計画(翻訳)クインテッセンス出版
- ・基礎から学ぶデジタル時代の矯正入門(翻訳統括)クインテッセンス出版
- ・矯正歯科治療のためのコルチコトミー(翻訳)
- ・Effects of compression force on fibroblast growth factor-2 and receptor activator of nuclear factor kappa B ligand production by periodontal ligament cells in vitro. J Periodontal Res. 2008 Apr;43(2):168-73.
- ・Evaluation of the success rate of single- and dual-thread orthodontic miniscrews inserted in the palatal side of the maxillary tuberosity. J World Fed Orthod. 2022 Jun;11(3):69-74.
- ・T-helper 17 cells mediate the osteo/odontoclastogenesis induced by excessive orthodontic forces. Oral Dis. 2012 May;18(4):375-88.
- IL-8 and MCP-1 induced by excessive orthodontic force mediates odontoclastogenesis in periodontal tissues. Oral Dis. 2011 Jul;17(5):489-98.
- ・Effects of HSP70 on the compression force-induced TNF-α and RANKL expression in human periodontal ligament cells. Inflamm Res. 2011 Feb;60(2):187-94.
- ・Effects of relaxin on collagen type I released by stretched human periodontal ligament cells. Orthod Craniofac Res. 2009 Nov;12(4):282-8.
- ・Levels of RANKL and OPG in gingival crevicular fluid during orthodontic tooth movement and effect of compression force on releases from periodontal ligament cells in vitro. Orthod Craniofac Res. 2006 May;9(2):63-70.
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