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2025.02.17

矯正期間を短縮できるって本当?アンカースクリューのメリットとは?

こんにちは。銀座矯正歯科です。

「矯正治療をもっと短期間で終わらせたい
「できるだけ目立たない矯正方法を選びたい!」
「出っ歯や噛み合わせのズレを効率よく治せる方法はある?」

矯正治療と聞くと、ワイヤーやマウスピースを思い浮かべる方が多いですが、 アンカースクリューを活用すると、治療期間の短縮や難症例への対応が可能になることをご存じですか?

アンカースクリューとは、小さなネジを顎の骨に埋め込み、 矯正装置では動かしにくい歯をピンポイントで移動させる ために使うもの。 従来の矯正では難しかった症例 にも適応できることから、 より確実で効率の良い歯列矯正を実現 できる画期的な方法です。

今回は、 アンカースクリュー矯正の仕組みやメリット・デメリット、適応症例 などを解説していきます。矯正治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!

 

1.こんなお悩みありませんか?

矯正治療を検討されている患者様の中には、次のようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

  • 「矯正治療を早く終わらせたいけれど、どうすればいいの?」
    矯正は数年単位の治療期間が必要ですが、少しでも短くしたいと考えるのは当然のことです。アンカースクリューを活用すると、治療の効率が上がり、通常より早く歯を動かせることがあります。
  • ・「出っ歯や開咬を効率よく治す方法が知りたい」
    前歯が出ている、噛み合わせに隙間があるなどの症状を改善するには、強い力で歯を後ろに引く必要があります。アンカースクリューを使うことで、確実な支点を作り、効果的な歯の移動が可能になります。
  • ・「ヘッドギアを使わない矯正ができるって本当?」
    以前は、上顎の前歯を後ろに動かすためにヘッドギアを装着する必要がありましたが、現在ではアンカースクリューを用いることで、ヘッドギアなしで矯正できるケースも増えてきました。

このような悩みを解決する方法の一つが、「アンカースクリュー(矯正用インプラント)」です。

 

2.アンカースクリューとは?基本的な仕組み

矯正治療と聞くと、多くの方がワイヤー矯正やマウスピース矯正を思い浮かべるかもしれません。しかし、より高度な矯正治療を行う際に活躍するのが「アンカースクリュー(矯正用インプラント)」です。これは、特に歯を大きく動かしたい場合や治療期間を短縮したい場合に効果的な方法として、多くの矯正歯科で導入されています。

 

アンカースクリューとは?

アンカースクリューとは、直径1.2mm2mmほどの非常に細いチタン製のネジのような装置で、顎の骨に一時的に埋め込んで歯の移動をコントロールするために使われます。通常、矯正治療では「歯を支点にして他の歯を動かす」という方法を取りますが、アンカースクリューを使うことで骨を固定源(アンカー)として利用することができるため、従来の方法では難しかった精密な歯の動きが可能になります。

また、チタン製のため人体との親和性が高く、アレルギーの心配が少ないのも特徴の一つです。さらに、矯正が終わった後には簡単に取り外すことができるため、骨に埋め込んだままになることはありません。

 

アンカースクリューの具体的な役割とメリット

アンカースクリューがどのように矯正治療に活用されるのか、具体的に見ていきましょう。

1.歯を大きく動かしたい場合

  • 出っ歯(上顎前突)を引っ込めたい
  • 奥歯を後ろに下げて歯列を整えたい
  • 開咬(上下の歯が噛み合わない状態)を改善したい

従来の方法では、他の歯を支点にして力を加えるため、支点となる歯も一緒に動いてしまうことがありました。しかし、アンカースクリューを用いることで余計な歯の動きを防ぎ、ピンポイントで歯を動かすことが可能になります。

 

2.抜歯を避けたい場合

  • スペースを作るために抜歯を勧められたが、できれば抜きたくない
  • 小臼歯を抜かずに歯列を整えたい

従来の矯正治療では、スペース不足を解消するために抜歯が必要になることが多いですが、アンカースクリューを使うことで歯を効率的に移動させ、抜歯せずに治療を進めるケースも可能になります。

 

3.噛み合わせを精密に調整したい場合

  • 奥歯の高さを変えたい
  • 顎の位置を微調整したい
  • 片側だけ歯を動かしたい

通常の矯正では、歯全体を移動させることはできても、特定の歯だけを細かく動かすのは難しいです。しかし、アンカースクリューを使用すると上下の歯のバランスを精密に調整でき、噛み合わせをより正確に整えることが可能になります。

 

従来の矯正方法との違い

アンカースクリューを使った矯正治療は、従来の方法とどのように異なるのでしょうか? 以下の表で比較してみましょう。

矯正方法

アンカースクリュー矯正

従来の矯正方法

治療期間

短縮できる場合が多い

一般的な期間

歯の動かしやすさ

目的の歯のみ動かせる

支点となる歯も動く可能性あり

適応範囲

大きな歯の移動が可能

小さな移動が中心

目立ちやすさ

小さいため目立ちにくい

ワイヤー矯正は比較的目立つ

痛み

比較的少ない

調整時の違和感が出る場合あり

 

アンカースクリューは、矯正治療の精度を高め、治療期間を短縮し、より確実に歯を動かすための強力なサポートツールです。

 

3.なぜアンカースクリューを使うの?

矯正治療といえば、ワイヤー矯正やマウスピース矯正が一般的ですが、それだけでは難しいケースもあります。そんなときに活躍するのが「アンカースクリュー」です。

 

効率よく歯を動かせる仕組み

従来の矯正治療では、歯を動かす際に他の歯を支点として利用するため、動かしたい歯だけでなく、支点となる歯まで一緒に動いてしまうことがありました。この影響で、予定通りの歯の移動が難しくなったり、治療期間が長くなったりすることも。

しかし、アンカースクリューは「骨」に直接固定するため、動かしたい歯だけを狙って移動できるのが大きな特徴です。例えば、以下のようなケースで特に有効です。

  • 上の前歯をしっかり引っ込めたい(出っ歯の矯正)
  • 奥歯を後ろに動かしたい(スペースを作るため)
  • 開咬の改善(上下の前歯が噛み合わない状態)
  • 歯の高さを調整したい(噛み合わせのバランスを整える)

このように、通常の矯正では難しい歯の動きを、より正確かつ効率的に行うことが可能になります。

 

治療期間が短縮できる理由

矯正治療は数年単位の治療が必要なことが多いですが、アンカースクリューを活用することで治療期間を短縮できる可能性があります。その理由は大きく分けて3つあります。

1.余計な歯の動きを防げる

通常の矯正では、歯を動かすために支点となる歯も少しずつ動いてしまうことがあります。そのため、予定通りの動きをするまでに時間がかかることも。しかし、アンカースクリューは骨を支点として固定するため、他の歯の影響を受けにくく、ダイレクトに歯を移動できるのです。

 

2.ヘッドギアやゴム掛けの負担が減る

出っ歯の矯正などでは、従来の方法では「ヘッドギア(頭に装着する装置)」や「ゴム掛け(ゴムを使って歯を引っ張る方法)」が必要になることがありました。しかし、アンカースクリューを使うことで、より確実に奥歯を後ろに移動させることができるため、これらの補助装置を使わずに治療ができるケースも増えています。

 

3.外科手術を回避できる可能性も

重度の受け口や開咬の場合、外科手術(顎の骨を切る手術)が必要になることがあります。しかし、アンカースクリューを使うことで、手術なしで改善できるケースもあるため、患者様の負担を大幅に減らせる可能性があります。

 

ワイヤー矯正だけでは難しい症例にも対応可能

通常のワイヤー矯正だけでは、治療が難しいケースがあります。例えば、以下のような症例です。

1.重度の出っ歯や受け口

  • 上の前歯をしっかり後ろに引っ込めたい
  • 下の前歯を後退させ、噛み合わせを改善したい

➡ アンカースクリューを使えば、前歯を大きく移動させることが可能になり、より確実にバランスを整えることができます。

 

2.奥歯の高さを調整したい

  • 奥歯の位置が高くなりすぎていて、噛み合わせが悪い
  • 噛み合わせを整え、顎関節の負担を減らしたい

➡ アンカースクリューを使って、奥歯を適切な位置に誘導することで、より理想的な噛み合わせを作ることができます。

 

3.矯正用ゴムだけでは効果が出にくい

  • 通常の矯正用ゴムでは、思ったように歯が動かない
  • 長期間ゴム掛けをしないと効果が出にくい

➡ アンカースクリューを使えば、ゴム掛けに頼らず効率的に歯を動かせるため、より短期間で治療が進みます。

 

アンカースクリューは、矯正治療をより効率的に進め、治療期間を短縮できる強力なサポート装置です。

 

4.アンカースクリューのメリット

アンカースクリューは、矯正治療の効率を大幅に向上させる画期的な方法の一つです。従来の矯正方法では難しかった症例にも対応でき、治療期間の短縮や見た目の改善にもつながります。

 

ピンポイントで歯を移動できる

通常のワイヤー矯正では、歯を動かす際に支点となる歯も影響を受けるため、理想的な位置に移動させるのに時間がかかることがあります。しかし、アンカースクリューは顎の骨に固定されているため、不要な歯の動きを抑え、狙った歯だけを効率的に移動させることが可能です。

ピンポイント移動の具体例

  • 上の前歯を後ろに引っ込める(出っ歯の矯正)
  • 奥歯を後方へ移動させる(スペースを作る)
  • 歯の高さを調整する(噛み合わせの改善)
  • 開咬の改善(上下の歯が噛み合わない状態)

このように、通常の矯正では動かしにくい歯を、アンカースクリューを用いることで確実に動かすことができるのです。

 

従来の装置に比べて見た目がスッキリ

矯正治療を始めたいけれど、「装置が目立つのが気になる」という理由でためらっている患者様も多いのではないでしょうか?特に、大人の矯正では見た目の問題が気になる方が多く、できるだけ目立たない方法を選びたいという方が増えています。

アンカースクリューなら装置が目立ちにくい

  • ヘッドギアが不要になる
    従来の矯正治療では、歯を動かすためにヘッドギア(頭に装着する矯正装置)を使用することがありました。しかし、アンカースクリューを使用することで、ヘッドギアを使わずに同じ効果を得ることができます。
  • ワイヤーの見た目がスッキリする
    通常のワイヤー矯正では、歯全体に装置が取り付けられるため、口元の見た目に影響します。しかし、アンカースクリューは小さな金属製のスクリューを顎の骨に埋め込むだけなので、装置が目立ちにくく、矯正中も自然な見た目を保ちやすいです。
  • 口の中の違和感が少ない
    ヘッドギアやゴム掛け(顎間ゴム)を使用する場合、口の中で引っ張られる感覚があり、食事や会話の際に不便を感じることがあります。しかし、アンカースクリューなら余計な装置が不要になり、違和感が少なく、快適に矯正治療を進めることができます。

 

難症例にも適応できる可能性が高い

従来の矯正治療では、歯を動かす方向や量に限界があり、場合によっては抜歯や外科手術が必要になることもありました。しかし、アンカースクリューを使用することで、通常の矯正治療では難しい症例にも対応できる可能性が高まります。

アンカースクリューが適用される難症例

  • 重度の出っ歯(上顎前突)
    • 通常の矯正だけでは引っ込めるのが難しいケースも、アンカースクリューを使うことで効率よく上の前歯を後退させることができます。
  • 受け口(下顎前突)
    • 下の歯を適切な位置に移動させることで、受け口の改善が可能になります。外科手術を避けられるケースも増えます。
  • 開咬(上下の歯が噛み合わない状態)
    • 前歯が噛み合わない開咬の矯正は難しいですが、アンカースクリューを使うことで前歯を確実に移動させ、正しい噛み合わせを作ることが可能です。
  • 奥歯の高さを調整したい
    • 噛み合わせが深すぎる(過蓋咬合)場合や、奥歯の位置がずれている場合にもアンカースクリューを活用できます。
  • 抜歯を避けたいケース
    • 矯正治療では、スペースを作るために抜歯が必要になることがあります。しかし、アンカースクリューを使用すれば、抜歯せずに奥歯を後ろに移動させることでスペースを確保することも可能です。

 

アンカースクリューは、従来の矯正治療と比べて効率的で、治療期間を短縮しやすく、見た目もスッキリとした矯正治療を実現できる方法です。

 

5.アンカースクリューのデメリットとリスク

アンカースクリューを用いた矯正治療は、多くのメリットがありますが、すべての患者様に適しているわけではありません。治療を始める前に、デメリットやリスクをしっかり理解し、納得したうえで進めることが大切です。

 

埋入時の痛みや違和感はあるのか?

アンカースクリューを埋め込む際、患者様が最も気にされるのは「痛みがあるのか?」という点です。結論から言うと、局所麻酔を使用するため、埋入時の痛みはほとんどありません。

埋入の流れと痛みの感じ方

  1. 局所麻酔の実施
    • 麻酔をすることで、施術中の痛みをほぼゼロに抑えることができます。
    • 歯科治療の際に使う麻酔と同じようなもので、強い痛みを感じることはありません。
  2. スクリューの埋入
    • 直径1.52mmほどの細いスクリューを顎の骨に挿入します。
    • 所要時間は 約510分程度 で、短時間で完了します。
    • 麻酔が効いているため、違和感はあるものの、鋭い痛みを感じることはほぼありません。
  3. 埋入後の違和感
    • 麻酔が切れた後は、軽い鈍痛や圧迫感を感じる場合がありますが、多くの患者様は12日で慣れます。
    • 痛みが気になる場合は、市販の痛み止めを服用することで対処できます。

 

ネジが脱落するリスクと対処法

アンカースクリュー矯正のリスクとして、「ネジが脱落することがある」という点も知っておく必要があります。スクリューは小さなネジのような形をしており、しっかり固定されますが、一定の確率で外れてしまうことがあります。

ネジが脱落する主な原因

  • 骨としっかり結合しなかった場合
    • まれに、骨の状態によってスクリューがしっかり固定されないことがあります。
    • 特に、骨が薄い部分に埋め込んだ場合、安定しにくいことがあります。
  • 食事や歯磨きの際に強い力が加わった場合
    • 硬いものを噛んだり、歯ブラシが強く当たったりすると、スクリューが緩むことがあります。
  • 歯ぎしりや食いしばりの影響
    • 無意識のうちに強い力をかけてしまうと、スクリューが揺れたり脱落するリスクが高まります。

 

脱落した場合の対処法
  • すぐに担当の歯科医に相談する
    • もしスクリューが緩んだり抜けたりした場合は、放置せずにすぐに歯科医院を受診してください。
    • 必要に応じて、別の位置に再埋入することも可能です。
  • 抜けたスクリューは自分で処理せず、持参する
    • 万が一、スクリューが外れてしまった場合は、自分で無理に触らずに歯科医院に持参しましょう。
  • 脱落を防ぐためのポイント
    • 硬いものを噛む際は、スクリュー周辺を避ける
    • 歯磨きの際に力を入れすぎない
    • 歯ぎしりや食いしばりがある場合は、ナイトガードを使用する

 

治療後にネジを除去する流れ

アンカースクリューは、矯正治療が終わった後に取り除く必要があります。治療中に骨と強く結合するわけではないため、除去は比較的簡単で、痛みもほとんどありません。

除去の流れ

  1. スクリュー周辺を消毒
    • 除去前に、スクリュー周辺を清潔にし、感染を防ぎます。
  2. スクリューの取り外し
    • 特別な工具を使い、数秒〜1分程度でスクリューを緩めて取り外します。
    • 麻酔を使用せずに除去することができ、痛みもほぼ感じません。
  3. 小さな穴が自然に閉じる
    • スクリューを取り外した後は、小さな穴が残りますが、数週間で自然に閉じます。
    • 傷口は数日でふさがり、特別なケアはほとんど必要ありません。

 

アンカースクリューは、矯正治療をより効率的に進めるための有効な手段ですが、埋入時の違和感や脱落のリスク、治療後の除去といった点を理解しておくことが重要です。

 

6.アンカースクリュー矯正の治療の流れ

アンカースクリューを使った矯正治療は、従来の方法よりも効率的に歯を動かすことができる治療法ですが、どの患者様にも適応できるわけではありません。治療を始めるにあたり、まずは適応症の判断を行い、適切な治療計画を立てることが重要です。

 

事前の診断と適応症の判断

矯正治療を始める前に、アンカースクリューが患者様にとって適切な方法かどうかを判断するための診断を行います。

1.初診・カウンセリング

  • まず、患者様の歯並びや噛み合わせの状態を確認し、治療のゴールを決めます。
  • アンカースクリューが必要かどうかを診断し、メリット・デメリットを詳しく説明します。
  • 質問や不安があれば、この段階でしっかり相談できます。

 

2.精密検査

  • レントゲン(パノラマX線・CT撮影)
    • 顎の骨の厚みや状態を確認し、スクリューを埋め込む適切な位置を決めます。
  • 歯型の採取
    • 治療計画を立てるために、歯の模型を作成します。
  • 噛み合わせの分析
    • 噛み合わせのバランスを調べ、スクリューを使用することでどのように歯を動かすのか計画を立てます。

 

3.治療計画の立案

  • 診断結果をもとに、アンカースクリューを使う最適な方法を決めます。
  • 矯正装置との組み合わせや、治療期間の目安を説明します。

 

アンカースクリューの埋入手順

アンカースクリューの埋入は、短時間で終わる処置ですが、患者様が安心して受けられるように、どのような流れで行うのか詳しくご説明します。

1.局所麻酔

  • 施術前に、スクリューを埋め込む部位に麻酔をします。
  • 歯を削る処置とは異なり、骨に細いスクリューを挿入するだけなので、痛みはほぼ感じません。
  • 麻酔が効いたことを確認したら、処置を開始します。

 

2.スクリューの埋入

  • 直径1.5mm2mm、長さ610mmの小さなスクリューを、歯ぐきを通して顎の骨に埋め込みます。
  • スクリューがしっかり固定されるよう、慎重に位置を調整しながら埋入します。
  • 処置時間は510分程度と短時間で完了します。

 

3.処置後のケア

  • 施術後、軽い違和感を感じることがありますが、多くの患者様は12日で慣れることがほとんどです。
  • もし痛みが気になる場合は、市販の痛み止めを使用できます。
  • 処置当日は、スクリュー周辺を強く触ったり、刺激のある食べ物を避けるようにしましょう。

 

矯正期間中のメンテナンス方法

アンカースクリュー矯正を成功させるためには、治療中のメンテナンスがとても重要です。スクリューを長く安定させるために、次のポイントを守りましょう。

1.口腔内の清潔を保つ

  • スクリュー周辺は歯磨きしにくいため、専用の歯ブラシや洗口液を使って清潔に保ちましょう。
  • 食べかすが溜まりやすいので、できるだけ優しく丁寧に磨くことが大切です。

 

2.硬い食べ物に注意

  • スクリューに強い力がかかると、緩んでしまうことがあります。
  • ナッツやフランスパンなど、硬い食べ物はできるだけ避けるようにしましょう。

 

3.違和感や痛みがある場合はすぐに相談

  • 「スクリューが緩んでいる感じがする」「痛みが続く」といった症状があれば、早めに歯科医院に相談しましょう。
  • 定期的なチェックで、スクリューの状態を確認し、適切なメンテナンスを行います。

 

4.治療が終わったらスクリューを除去

  • 矯正治療が終わったら、スクリューを取り除きます。
  • 取り外しは麻酔なしでも数秒〜1分程度で完了し、痛みもほとんどありません。
  • スクリューを外した後の穴は、自然にふさがるため特別な処置は不要です。

 

アンカースクリュー矯正の治療は、事前の診断、スクリュー埋入、矯正期間中のメンテナンス、そして最終的な除去という流れで進みます。短時間の処置で矯正の効果を高め、治療期間を短縮するメリットがあるため、効率的な矯正を求める患者様に適した方法です。

 

7.アンカースクリュー矯正が向いている人・向いていない人

アンカースクリュー矯正は、通常の矯正治療だけでは歯を動かすのが難しいケースに用いられる方法です。しかし、すべての患者様に適しているわけではなく、向いている人・向いていない人がいます。

 

アンカースクリュー矯正が向いている人

次のような症例の患者様には、アンカースクリュー矯正が特に効果を発揮します。

1.出っ歯(上顎前突)をしっかり治したい方

  • 通常のワイヤー矯正だけでは歯の後退が難しい場合に、アンカースクリューを使うことでしっかり奥に引っ込めることができます。
  • 特に口元の突出感を改善したい方に適しています。

 

2.開咬(前歯が噛み合わない状態)の方

  • 開咬の治療は、通常のワイヤー矯正では治しにくいことがあります。
  • アンカースクリューを活用することで、前歯を適切な位置に下げ、噛み合わせを改善することが可能です。

 

3.歯を大きく動かす必要がある方

  • 大臼歯(奥歯)を引っ張って移動させる必要がある場合、アンカースクリューを使うと効果的です。
  • 通常の矯正装置だけでは、奥歯を動かす際に前歯まで一緒に動いてしまうことがありますが、スクリューを固定源とすることで意図した通りに歯を動かせます。

 

4.矯正治療を早く終わらせたい方

  • 通常の矯正よりも歯の移動をコントロールしやすいため、治療期間を短縮できる可能性があります。
  • 矯正治療の期間が長くなることが不安な患者様にとって、大きなメリットとなります。

 

5.外科手術なしで矯正を希望する方

  • 通常なら外科矯正が必要な症例でも、アンカースクリューを使用することで手術を回避できる可能性があります。
  • ただし、顎の骨の状態によっては外科矯正が必要になるケースもあるため、事前の診断が重要です。

 

アンカースクリュー矯正が向いていない人

次のような場合、アンカースクリュー矯正が適さない可能性があります。

1.骨が薄く、スクリューが固定できない方

  • 顎の骨が非常に薄い場合、アンカースクリューがしっかり固定できないことがあります。
  • 特に骨密度が低い高齢の患者様や、もともと骨の成長が少ない方は、CT検査などで骨の厚みを確認する必要があります。

 

2.極端に歯の動きが遅い方

  • 体質や骨の性質によっては、歯が計画通りに動かない場合があります。
  • このような場合は、別の矯正方法が適していることもあるため、矯正医と相談しながら決めることが大切です。

 

3.治療中のメンテナンスが難しい方

  • アンカースクリューは適切なケアが必要です。
  • スクリュー周辺を清潔に保たないと、細菌感染による炎症を引き起こす可能性があります。
  • 矯正装置の管理が苦手な方や、日々のケアが難しい方には、他の治療法を提案することがあります。

 

4.金属アレルギーがある方

  • アンカースクリューはチタン製ですが、ごくまれに金属アレルギーを持つ方がいます。
  • 事前にアレルギーテストを行い、スクリューを使用できるか確認することが必要です。

 

5.強い歯ぎしりがある方

  • 歯ぎしりが強いと、スクリューに過度な負担がかかり、緩んだり脱落するリスクがあります。
  • 必要に応じてナイトガード(マウスピース)を併用するなどの対応策を検討します。

 

年齢や骨の状態による適応の違い

アンカースクリュー矯正は、年齢や骨の成長に応じて適応が変わることがあります。

1.成長期(10代前半)

  • 子どもや10代前半の患者様では、まだ顎の骨が成長途中のため、スクリューが安定しにくいことがあります。
  • そのため、アンカースクリュー矯正は10代後半以降の治療に適していることが多いです。

 

2.成人(2040代)

  • 骨の成長が止まっているため、アンカースクリューを使った矯正が最も効果的に行えます。
  • 多くの成人矯正で利用されており、治療効果も高いです。

 

3.高齢者(50代以降)

  • 高齢になると骨密度が低下するため、スクリューの固定が難しくなることがあります。
  • 骨の状態によっては、他の矯正方法を検討する必要があります。

 

アンカースクリュー矯正は、出っ歯・開咬・難症例の矯正に適している治療法ですが、すべての患者様に適応できるわけではありません。特に骨の状態や歯の動きやすさ、治療の目的によって向いている人・向いていない人がいます。

 

8.他の矯正方法との違い|アンカースクリュー矯正 vs.他の矯正方法

矯正治療にはさまざまな種類があり、患者様の歯並びや骨格に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。アンカースクリュー矯正は、他の矯正方法と比べてどのような違いやメリットがあるのでしょうか?

 

マウスピース矯正との比較

マウスピース矯正(インビザラインなど)は、透明な装置を使って歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。一方で、アンカースクリュー矯正は、スクリューを固定源として、特定の歯をしっかり動かすことができる治療法です。

アンカースクリュー矯正の方が適しているケース

  • マウスピース矯正では難しい大きな歯の移動が必要な場合
  • 抜歯が必要な症例で、しっかりと隙間を閉じたい場合
  • 出っ歯や開咬など、骨格的な問題をしっかり改善したい場合
  • 治療期間を短縮したい場合

マウスピース矯正の方が適しているケース

  • 軽度の歯並びのズレを改善したい場合
  • 目立ちにくい矯正治療を希望する場合
  • 食事や歯磨きをしやすい矯正を選びたい場合

マウスピース矯正は「見た目が気になる方」や「軽度の歯並びの乱れ」に適している一方で、アンカースクリュー矯正は、しっかりと歯を動かしたい方や治療期間を短縮したい方に向いています。

 

ワイヤー矯正との違い

ワイヤー矯正は、歯にブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯を動かす一般的な矯正方法です。アンカースクリュー矯正は、このワイヤー矯正に加えてスクリューを使い、特定の歯を効率的に動かすことができます。

アンカースクリュー矯正のメリット

  • より精密な歯の移動が可能(前歯を後方へしっかり引っ込める、奥歯の位置を固定するなど)
  • ヘッドギアやゴムを使わずに治療できる
  • 通常のワイヤー矯正よりも治療期間を短縮しやすい

ワイヤー矯正のメリット

  • 骨格のズレが軽度な場合は、スクリューを使わずに治療できる
  • スクリューの埋入が不要なため、処置の負担が少ない
  • 比較的、矯正の調整がシンプル

ワイヤー矯正は基本的な歯並びの矯正に向いていますが、アンカースクリュー矯正は、より精密で効果的な歯の動きを必要とする症例に適しています。

 

抜歯矯正との組み合わせは可能?

矯正治療では、歯をきれいに並べるために抜歯をするケースがあります。抜歯したスペースを利用して、歯を適切な位置に移動させることが目的です。

アンカースクリュー矯正と抜歯矯正は組み合わせ可能

  • 抜歯矯正を行う場合、通常は奥歯を固定源として前歯を引っ込めることが多いですが、奥歯が動いてしまうこともあるため、アンカースクリューを使用することで確実に前歯を後ろに移動できます。
  • 抜歯後の隙間を効果的に閉じるために、アンカースクリューを使うことでより正確な歯の移動が可能になります。
  • 出っ歯(上顎前突)や開咬の症例では、抜歯とアンカースクリューを併用することで、口元のバランスをしっかり整えることができます。

アンカースクリューを使わない抜歯矯正の場合

  • 抜歯後のスペースを埋めるために、通常のワイヤー矯正だけで歯を動かすことになります。
  • 前歯を後ろに引っ込める際、奥歯も一緒に動いてしまう可能性があるため、治療計画によっては効果が限定的になることも。

アンカースクリューは、抜歯矯正と併用することで、より正確な歯の移動が可能になり、治療の完成度が高くなるというメリットがあります。

 

矯正治療は長期間にわたるため、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。アンカースクリュー矯正が適しているかどうかは、歯科医師による精密な診断が必要です。

 

9.治療を成功させるためのポイント

アンカースクリュー矯正は、歯を効率よく動かすための優れた方法ですが、治療をスムーズに進め、理想的な仕上がりを実現するためには、患者様ご自身の協力も重要です。

 

治療中に気をつけるべきこと

アンカースクリュー矯正を受ける際は、適切なセルフケアと治療方針の理解が大切です。以下のポイントを意識することで、治療の成功率を高めることができます。

口腔内の清潔を保つ

  • アンカースクリューを埋入した部分は、通常よりも細菌が溜まりやすくなります。
  • 歯磨きを丁寧に行い、デンタルフロスや歯間ブラシを活用することで、感染のリスクを減らせます。
  • 抗菌性のマウスウォッシュを使うのもおすすめです。

過度な負担をかけない

  • 硬い食べ物(せんべい・ナッツ・氷など)を噛むと、スクリューに余計な力がかかり、ネジが緩んでしまう可能性があります。
  • 極端に粘着性の高い食べ物(キャラメル・ガムなど)は、矯正装置に絡まるため、避けたほうが良いでしょう。

口元に強い衝撃を与えない

  • スポーツや運動をする際には、口元に衝撃が加わらないよう注意しましょう。
  • コンタクトスポーツ(サッカー、バスケットボールなど)をする場合は、マウスガードを使用すると安心です。

違和感や痛みを放置しない

  • アンカースクリュー矯正は、治療開始から数日間は違和感を感じることがありますが、強い痛みや出血が続く場合は歯科医に相談しましょう。
  • スクリューが緩んでいると感じたら、すぐに歯科医院で調整を受けることが大切です。

 

歯科医院選びの重要性

アンカースクリュー矯正を成功させるためには、適切な治療計画を立ててくれる経験豊富な歯科医を選ぶことが不可欠です。以下のポイントを参考に、信頼できる医院を選びましょう。

カウンセリングをしっかり行ってくれるか

  • 矯正治療には複数の選択肢があるため、自分に合った治療法を提案してくれる歯科医を選ぶことが大切です。
  • 治療計画を分かりやすく説明してくれるかどうかも、医院選びの大きなポイントになります。

最新の治療設備が整っているか

  • アンカースクリュー矯正では、CT撮影などの精密な診断が不可欠です。
  • 治療の精度を高めるために、最新の設備を導入している医院を選びましょう。

 

メンテナンスと定期診察の必要性

矯正治療が順調に進むように、定期的な診察と適切なメンテナンスが欠かせません。歯科医の指示に従いながら、しっかりケアを行いましょう。

定期的な診察を受ける

  • アンカースクリュー矯正では、歯の移動やスクリューの安定性を確認するために、12か月ごとの定期診察が必要です。
  • スクリューの緩みや感染を早期に発見するためにも、必ず指定された診察スケジュールを守るようにしましょう。

スクリュー周辺のケアを徹底する

  • ネジの周囲は、歯ブラシだけでなく歯間ブラシやマウスウォッシュを活用し、清潔を保つことが重要です。
  • 炎症が起こると、スクリューが脱落する原因になるため、違和感がある場合は早めに歯科医院でチェックを受けましょう。

矯正終了後の保定期間を守る

  • 矯正治療が完了しても、歯は元の位置に戻ろうとする力が働くため、保定装置(リテーナー)を一定期間装着することが大切です。
  • 保定を怠ると、せっかくの矯正結果が台無しになってしまうこともあります。

 

アンカースクリュー矯正は、従来の矯正方法に比べて歯を効率よく動かせる画期的な治療法ですが、適切なケアとメンテナンスが必要です。

 

10.よくある質問

アンカースクリュー矯正を検討している患者様からよく寄せられる質問をまとめました。治療の流れや痛み、費用について不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

 

Q1.アンカースクリューは痛いの?

A1.アンカースクリューを埋め込む際の痛みについて、多くの患者様が不安に感じるかもしれません。しかし、実際の施術では以下の点が考慮され、痛みは最小限に抑えられます。

局所麻酔を使用するので痛みはほとんどない

  • アンカースクリューの埋入時には局所麻酔を施すため、ほぼ痛みを感じることはありません。
  • 施術時間は510分程度と短く、歯を削るような大掛かりな処置ではありません。

術後の痛みは軽度で、ほとんどの方が数日で慣れる

  • スクリューを埋入した部分に軽い違和感や圧迫感を感じることはありますが、数日で落ち着くことがほとんどです。
  • 痛み止め(鎮痛薬)を処方するので、必要に応じて服用すれば問題ありません。

出血や腫れはほとんどない

  • アンカースクリューは非常に小さなネジ(直径1.5mm2mm程度)なので、歯茎に大きなダメージを与えることはなく、術後の腫れや出血はほぼありません。

 

Q2.どれくらいの期間で矯正が終わる?

A2.矯正治療の期間は、症例や治療計画によって異なりますが、アンカースクリューを使用することで治療期間を短縮できるケースが多いです。

アンカースクリュー矯正の平均的な期間

  • 通常のワイヤー矯正のみ:2年〜3
  • アンカースクリュー併用矯正:1年半〜2年程度
  • 部分矯正(前歯だけなど):半年〜1

なぜアンカースクリューで治療が早くなるの?

  • 歯を動かす効率が高いため、無駄な動きを減らせる
  • 従来のヘッドギアやゴム掛けの代わりに、ダイレクトに力を加えられる
  • 抜歯矯正の際の歯の後退もスムーズに行える

このような理由から、通常よりも数か月〜半年ほど短縮できる可能性があります。

 

Q3.治療費はどのくらいかかる?

A3.アンカースクリュー矯正の費用は、矯正治療全体の費用にプラスする形で発生します。主な費用の目安は以下の通りです。

矯正治療全体の費用

  • ワイヤー矯正(全体矯正):80万〜150万円
  • マウスピース矯正(インビザラインなど):80万〜140万円
  • 部分矯正(前歯のみなど):30万〜60万円

アンカースクリューの追加費用

  • 1本あたり2万〜5万円(医院による)
  • 通常、24本使用することが多い
  • トータルで5万〜15万円の追加費用がかかることが一般的

保険適用の可能性について

  • 通常の矯正治療は自由診療(自費診療)ですが、顎変形症や特定の病的な噛み合わせの場合、健康保険が適用されることもあります。
  • 保険適用になるかどうかは、専門の歯科医師に相談するのがおすすめです。

 

アンカースクリュー矯正は、矯正治療の精度を高め、治療期間を短縮することができる画期的な方法です。従来の矯正治療では難しかった歯の移動や、ゴム掛け・ヘッドギアが必要だった症例にも対応できるため、効率的に理想的な歯並びを目指すことができます。

今回の記事でご紹介したように、アンカースクリュー矯正には多くのメリットがありますが、埋入時の痛みや、稀にネジが脱落するリスクがあることも事前に理解しておくことが大切です。また、適応症例が限られるため、すべての患者様に適しているわけではなく、しっかりとした診断のもとで治療計画を立てる必要があります。

治療を検討されている方は、ぜひ一度、専門の矯正歯科医に相談してみてください。

 

 

 

 

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東京都銀座駅の矯正歯科
銀座矯正歯科
〒104-0061
東京都中央区銀座3-3-14
銀座グランディアビルⅡ 6F
☎︎03-3567-5454
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*監修者

医療法人社団 真美会 銀座矯正歯科

院長 中嶋 亮

*経歴

1998年 富山県立富山中部高等学校卒業。1998~2004年 日本大学松戸歯学部

2004~2008年 日本大学大学院(歯科矯正学専攻)。

2008~2012年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 助手(専任扱)。

2012~2020年 医療社団法人真美会 銀座矯正歯科 アシスタントドクター。

2013~2014年 ニューヨーク大学CDEP 矯正学修了。

2014~2018年 日本大学松戸歯学部 顎顔面外科学講座 兼任講師。

2014~2015年 カリフォルニア州立大学LA校CDEP 矯正学修了。

2019~2023年 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 兼任講師。

2021年~ 医療社団法人真美会 銀座矯正歯科 院長。

2022年~ 一般社団法人日本デジタル矯正歯科学会 理事・学術担当。

2023年~ 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 クリニカルアドバイザー。

2023年~ Digital Dentistry Society Ambassador (Japan)。

2023年~ 日本大学松戸歯学部 歯科矯正学講座 同門会副会長。

2023年~ Ray Face  (Ray Dent, Korea) Key Opinion Leader。

*主な所属学会

日本矯正歯科学会(認定医)

International Congress of Oral Implantologists (ICOI) インプラント矯正認定医

Digital Dentistry Society 日本アンバサダー

先進歯科画像研究会(ADI)歯科用CT認定医

・厚生労働省認定 歯科臨床研修指導医

日本美容外科学会(JSAPS)関連会員

・Orthopaedia and Solutions マネージャー

BIODENT 寿谷法コルチコトミーベーシックコース インストラクター

BIODENT モディファイドコルチコトミーコース インストラクター

・(株)YDM 矯正器材アドバイザー

・ABO Journal Club 主宰

・Cutting Edge of Digital Orthodontics 主宰

*論文・学会発表

  • ・加速矯正とアライナー治療による治療期間のコントロール ザ・クインテッセンス2022年11月号
  • ・進化するデジタル歯科技術Extra モディファイドコルチコトミー法とSureSmileによる矯正治療 日本歯科評論 81(8)=946:2021.8
  • ・進化するデジタル歯科技術 : 3Dプリンターは臨床をどう変革するか(4)矯正治療における3Dプリンターの臨床応用 日本歯科評論 81(4)=942:2021.4
  • ・矯正用光重合型レジン系接着システムの接着性能 接着歯学2013年31巻4号P159-166
  • ・歯科矯正学における3D診断および治療計画(翻訳)クインテッセンス出版
  • ・基礎から学ぶデジタル時代の矯正入門(翻訳統括)クインテッセンス出版
  • ・矯正歯科治療のためのコルチコトミー(翻訳)
  • ・Effects of compression force on fibroblast growth factor-2 and receptor activator of nuclear factor kappa B ligand production by periodontal ligament cells in vitro. J Periodontal Res. 2008 Apr;43(2):168-73.
  • ・Evaluation of the success rate of single- and dual-thread orthodontic miniscrews inserted in the palatal side of the maxillary tuberosity. J World Fed Orthod. 2022 Jun;11(3):69-74.
  • ・T-helper 17 cells mediate the osteo/odontoclastogenesis induced by excessive orthodontic forces. Oral Dis. 2012 May;18(4):375-88.
  • IL-8 and MCP-1 induced by excessive orthodontic force mediates odontoclastogenesis in periodontal tissues. Oral Dis. 2011 Jul;17(5):489-98.
  • ・Effects of HSP70 on the compression force-induced TNF-α and RANKL expression in human periodontal ligament cells. Inflamm Res. 2011 Feb;60(2):187-94.
  • ・Effects of relaxin on collagen type I released by stretched human periodontal ligament cells. Orthod Craniofac Res. 2009 Nov;12(4):282-8.
  • ・Levels of RANKL and OPG in gingival crevicular fluid during orthodontic tooth movement and effect of compression force on releases from periodontal ligament cells in vitro. Orthod Craniofac Res. 2006 May;9(2):63-70.

 

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矯正歯科治療はただ歯をきれいに並べることではなく、顔貌のバランスも考慮しながら正しい咬み合わせを作る歯科治療です。
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